テーベ
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テーベ (Thebes) は、古代エジプトの都市。現在のルクソールに相当する。
ナイル川東岸、地中海から約800km南方に位置する。上エジプト4番目の都市であり、「ワセト」(Waset)と呼ばれた(「ワセト」は「都市」とほぼ同義)。王都はメンフィスに置かれることが多かったが、中王国の第11王朝から新王国の第18王朝までエジプトの都とされた。その後、第19王朝でデルタに遷都されたが、アメン信仰の中心であり重要な宗教都市としての地位を保ち続けた。
テーベの遺跡群はその考古学的価値が高く、古代エジプト文明の貴重な証言者となっている。また、現代ではナイル川西岸の葬祭殿と墓所もテーベの一部であると見なされている。
旧約聖書では「ノ・アモン」(アメン神の都市)と記録されている。
古代ギリシャの詩人ホメロスはイリアス(BC7C)でテーベの富と財宝について触れ、感嘆の言説を述べている。
ルクソールとカルナックはテーベ郊外の2つの重要な神殿遺跡、および周辺街に名付けられたアラビア語の呼称である。
[編集] 観光地
遺跡群は「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界文化遺産に指定されている。主要な観光地についてはルクソールの項目を参照のこと。
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