浜松国際ピアノコンクール
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浜松国際ピアノコンクール(はままつこくさい-、Hamamatsu International Piano Competition)は、静岡県浜松市のアクトシティ浜松を会場として3年に一度開催されるピアノコンクール。浜松市および財団法人浜松市文化振興財団が主催し、外務省、文化庁、静岡県のほか新聞社や放送局、音楽書籍出版社などが後援する。
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[編集] 概要
現在では、国際音楽コンクール世界連盟に加盟する国際コンクールである。第1回大会は浜松市市制施行80周年を記念して1991年(平成3年)に開催され、若手ピアニストの育成を図るとともに楽器の街から音楽文化の街への昇華を図る近年の浜松市政の代表的なものとなっている。
当初は安川加寿子が審査委員長を務めるなど比較的地味に始まった。が、安川の没後に中村紘子が後任に選ばれてからは、審査員やコンテスタントの人選が以前よりもバラエティに富んだ方向へ変わった。
[編集] 沿革
- 1991年(平成3年) - 第1回大会
- 1994年(平成6年) - 第2回大会
- 1997年(平成9年) - 第3回大会
- 1998年(平成10年) - 国際音楽コンクール世界連盟への加盟が承認される
- 2000年(平成12年) - 第4回大会
- 2003年(平成15年) - 第5回大会
- 2006年(平成18年) - 第6回大会
[編集] 過去の優勝者
- 第1回 - セルゲイ・ババヤン(アルメニア)
- 第2回 - ヴィクトル・リャードフ(ロシア)
- 第3回 - アレッシオ・バックス(イタリア)
- 第4回 - アレクサンダー・ガヴリリュク(ウクライナ)
- 第5回 - 該当者なし(第2位はラファウ・ブレハッチ(ポーランド)とアレクサンダー・コブリン(ロシア))
- 第6回 - アレクセイ・ゴルラッチ(ウクライナ)
[編集] 主な日本人参加者
- 第1回 - 南雲竜太郎(第4位)、長尾洋史(第5位)、三輪郁(奨励賞)
- 第2回 - 柴田彩子(第3位)
- 第3回 - 大崎結真(第5位)
- 第4回 - 上原彩子(第2位、日本人作品最優秀演奏賞)、奈良希愛(奨励賞)
- 第5回 - 関本昌平、須藤梨菜(ともに第4位)、鈴木弘尚(第5位)
- 第6回 - 北村朋幹(第3位)