河口
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河口(かこう)とは、河川が海や湖へ注ぎ込む部分、河川が海とつながる地点のことをいう。川尻などとも称する。河川の大きさにかかわらず「河」の字を用いて表現する。河川が河口部分に堆積物を運んできて、三角州ができる場合がある。また海沿いに堆積した土砂や砂州に遮られた場所では、一つまたは複数の川が流れ込む潟や入り江ができていることもある。潟や入り江は細い水路で海につながった半分閉鎖された水域で、上流から流れてくる淡水と潮の満ち引きで入ってくる海水が混じる汽水域となっていることが多い。
大きな河口は、海面が陸地よりも高くなって谷を沈めたような海岸によくみられる。リアス式海岸やフィヨルドなど海没した谷に川が流れ込むと非常に大きな河口部が形成される。こうした河口は湾や海峡などの名をつけて呼ばれることもある。