永田町
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永田町(ながたちょう)は、東京都千代田区南端の町名。国会議事堂、国立国会図書館、総理大臣官邸、衆議院議長・参議院議長公邸、自由民主党本部、民主党本部、社会民主党本部、日枝神社、都立日比谷高校、キャピトル東急ホテル、赤坂エクセルホテル東急などがある、国政の中枢地区である。
地名は江戸初期に永田姓の屋敷が並んでいたので「永田馬場」と呼ばれたことに由来する。大名屋敷が建ち並んだ場所で、2003年の旧総理大臣官邸改築工事の際にも村上藩内藤家の屋敷跡が発見された。日枝神社周辺は桜の名所として知られた。
明治時代には陸軍省などが置かれていた。当時は「永田町」といえば陸軍参謀本部を指す言葉であった。1936年に国会議事堂が完成すると政治機能が集中し、「永田町」は政界の代名詞に変わっていった。1982年に大火災を起こしたホテルニュージャパン、二・二六事件で有名であった山王ホテルは今は無い。
内閣総理大臣を指して「永田町の町長さん」と揶揄することがある。また国会議員を指して「永田町住人」「永田町住民」と呼ぶこともあるが、永田町には通常の民家も存在するため、これらの表現は正確でない。
自由民主党本部 |
民主党本部 |
社会民主党本部 |
[編集] 関連項目
- 永田町駅
- ダウニング街10番地(イギリスの「永田町」)
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