母子健康手帳
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母子健康手帳(ぼしけんこうてちょう)とは、母子保健法に定められた市町村が交付する手帳の事である。平成3年の母子保健法の改正によって、都道府県交付から、市町村交付へと変更になった。又、同法改正に伴い、母子保健法上、母子手帳とされていたが、母子健康手帳となった。
通常、妊娠している事が分かった時点で住所地の市区町村長に「妊娠届」を提出するが、これによって市区町村長から渡される。国籍や年齢に関わらず交付を受ける事が出来る。又、特に外国人の居住人口が多い市区町村、例えば神奈川県川崎市や横浜市、静岡県浜松市等、独自に外国語版の母子健康手帳が作成されている場合がある。
この手帳は、出産までの妊婦の健康状況やアドバイス・そして出産時の大切な事項(出生日や時間・出生した施設・病院の名称等)・出産後の予防接種や成長状況等を記入する。又、母親自身が成長記録をする欄もある。幼稚園や保育園、小学校等に入園 / 入学する際に使用する事がある。