栗山駅
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栗山駅(くりやまえき)は、北海道(空知支庁)夕張郡栗山町錦4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。
かつては室蘭本線と夕張鉄道線が交叉する駅として賑わいを見せていた。現在も交通の要衝としての立場は健在で駅前のバスターミナルは大規模である。由仁駅からここまで複線だがここから岩見沢駅まで単線となっている(「その他」の節も参照のこと)。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。かつて夕張鉄道線と接続していた頃は4面5線をもち4番線と5番線を夕張鉄道線が使用していた。
駅舎は2000年に建て替えられ「くりやまカルチャープラザEki」という名前がつけられている。旧来からの跨線橋は撤去され反対側のホームへは駅舎からそのまま階段がのびている。
簡易委託駅となっている。窓口営業時間は8時00分から18時00分まで(土日は16時00分まで)となっている。
[編集] 駅周辺
周辺は栗山町の中心部である。駅前広場はよく整備されており、バスターミナルとして賑わっている。
- 栗山町役場
- 栗山郵便局
- 栗山本町簡易郵便局
- 栗山警察署
- 栗山赤十字病院
- 栗山公園
- 栗山町スキー場
- 栗山自動車学校
- 北海道立栗山高等学校
- 栗山木工団地
- 日本高圧コンクリート工場 - 駅裏手
- 北海道中央農業試験場
- 夕張川
- 王子製紙材木育種研究所
- 栗山温泉
- 国道234
[編集] 歴史
- 1893年7月1日 - 北海道炭礦鉄道の駅として開業する。
- 1906年10月1日 - 北海道炭礦鉄道の国有化に伴い国鉄の駅となる。
- 1926年10月14日 - 夕張鉄道が栗山から新夕張(後の夕張本町)を開業し接続駅となる。
- 1930年11月3日 - 夕張鉄道が野幌から栗山を開業し夕張鉄道線と室蘭本線の交叉点となる。
- 1974年4月1日 - 夕張鉄道線が野幌-栗山で旅客営業を休止する。また同日に同線が北海道炭礦汽船に譲渡される。
- 1975年3月31日 - この日限りで野幌-鹿ノ谷が正式に廃止となり、接続駅としての役目を終える。
- 1984年3月31日 - 簡易委託駅となる。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 2000年 - 駅舎が竣工する。
[編集] その他
- 現在は由仁駅からここまでが複線であるがかつては由仁駅から栗丘駅までが複線であった。これは1991年に当駅と栗丘駅の間の下り線にある栗山トンネルが崩壊し栗山-栗丘の下り線を廃止、栗山-栗丘を単線としたためである。