柳龍拳
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柳龍拳(やなぎりゅうけん)は武術研究家、気功師。「大東塾武道」総裁。元日蓮宗系僧侶。
サハリンで出生。家系は武術一家。柔術や気合術等の武術家系の正統3代目宗家。
身長170cm。体重77kg。65歳(2006年12月現在)。
現在の技の完成度は80%。90~95%台に向けて更なる努力をしている。
大東流合気道免許皆伝10段、日本天心流合気道免許皆伝10段、龍神秘伝流合気道免許皆伝10段、龍神流気合術免許皆伝10段、柳流武術気功10段、大日本武徳会会員10段登録。 気の武術によってどんなにスピードやパワーがある相手でも一瞬で倒してみせる。 新撰組の近藤勇や、八極拳の李書文同様、拳を口に入れることができるという。 その卓越した気の力を用いて、ティッシュで鉛筆を切ることができるという。
気合術や合気術、更に気功の証明のため、ノールールの他流試合を行って200戦無敗であった。現在の戦績は201戦200勝1敗。
武術エネルギーの証明のため総合格闘技のPRIDEに出場を強く志願し、多方面に折衝中であったが、高齢と心臓病のため断念。21世紀以降の史上初の武術革命が生涯の目標である。
気功師としても有名で、気功の不思議と力を実証するため、テレビ出演等放映10回。「不思議エネルギーの世界」誌の特集に掲載され、遠隔治療を実証してみせる。
息子の柳龍宝(「大東塾武道」総師範(指導部長)総本部塾長)と共に、「ほんものの」合気を現代に伝える数少ない達人のひとりと言われている。
尚、柳が伝承しているとする大東流合気道は、武田惣角を中興の祖とする大東流合気柔術や植芝盛平を開祖とする合気道とは全く系統が異なる流派である。柳に拠れば、大東流合気道は武田信玄の家臣であった大東久之助の直系武術であるという。
[編集] 他流試合
柳は上記のような経歴をサイト上で派手に宣伝し、どのような格闘家、武道家の挑戦でも受けるとしていた。当初は他流試合を5万円で行うとしていたが、2006年3月中旬には50万円が必要、柳が負けた場合返金とし、その後は50万円が必要、柳が負けた場合対戦者に100万円を支払うと条件を変えていった。柳は高名な格闘家ヒクソン・グレイシーに勝つ自信があるとし、格闘技イベントPRIDEに出場して神秘の気の力を実証したいと宣言していた。
2006年10月6日、インターネット上の大手サイト探偵ファイルが柳龍拳に挑戦状を叩きつける記事が掲載する。これに対して柳も挑戦を受けることを表明。途中、対戦者変更などのいざこざがありながらも、探偵ファイル側に立つ格闘家と柳龍拳は11月26日に対戦することが決定する。格闘家は35歳で正道会館空手・ブラジリアン柔術の経験者、柳は65歳で神秘の技法・合気によって戦うという異色の他流試合に注目が集まった。しかもこの試合は目潰し・金的以外なんでもありのバーリトゥードで、グローブやマウスピースすら用いない素手素面での対戦という危険極まりないルールであった。試合当日、会場となった札幌の公共体育館、きたえーる武道場は300人を超す見物人で溢れかえった。なお入場制限が体育館側から言われ200人ほどが会場に入れなかった。一部の会場に入れなかった人達は、武道場の外窓から試合を観戦。
実際の試合は一分強で勝負が決した。開始後数秒で柳は顔にパンチを食らってノックダウン。いったんは立ち上がって試合を続行するも、胴衣の袖をつかまれ、顔面に連打を入れられうずくまった。柳は歯を折って顔面から流血し、救急車を呼ぶ騒ぎになる。
このような無謀な他流試合を行った事について、同会場を使う他団体から警告を受け、柳龍拳道場の体育館の使用禁止を言い渡される。
この試合の映像は11/26のうちにYouTube上にアップされ11/28には同サイトでMost Viwed(Today)の一位となった。
柳は2006年12月1日付で現役の武術家を引退し、以後は技術指導に専念すると発表したが12月7日には現役復帰。グローブ着用の交流試合は誰とでも行うと宣言した。