杉山神社
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杉山神社(すぎやま じんじゃ)は神奈川県横浜市緑区西八朔町(武蔵国都筑郡)にある神社。五十猛命を祀る。武蔵国六宮だとされる。
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[編集] 由緒
[編集] 祭神
『神道集』によると、当時は椙山大明神と称し、本地仏を大聖不動明王としている。『新編武蔵風土記稿』によると、江戸時代は神体が不動明王の立像だったらしい。
[編集] 構成神社
- 本社
- (小祠)
- 本社の向かって左側にある。流造の小祠が萱葺きの変わった覆屋に納められている。
- (稲荷神社)
- 本社の向かって右の小高いところにある。流造の小祠が切妻妻入りの覆屋に納められている。
[編集] 歴史
『続日本後紀』に「枌山神社」とあり、延喜式神名帳には武蔵国都筑郡唯一の官社として杉上神社の記述がある。大國魂神社の六所明神の一所として祀られた。
1910年(明治43年)に付近の神社を合祀する。1920年(大正9年)9月には神饌幣帛料供進神社に指定されている。
西八朔杉山神社が続日本後紀のそれであると説いたのは、幕末に大國魂神社の宮司であった猿渡盛章である。しかし杉山神社(あるいは杉山社、椙山神社)という名前の神社は都筑郡(横浜市北部)と周辺に数十社あり、いずれが正しいかは必ずしも明らかでなく、都筑区中川、都筑区茅ヶ崎、港北区新吉田町などの社とする説もある。『新編武蔵風土記稿』(1810年-1830年)によると、関東地方四郡に七十数社在ったという。それらは、日本武尊か五十猛命のいずれかまたは両方を祭神としている。
[編集] 関連項目
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