日産化学工業
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目7番地1 興和一ツ橋ビル |
電話番号 | 03-3296-8111 |
設立 | 1921年(大正10年)4月 |
業種 | 化学 |
事業内容 | 化学品、農業化学品、医薬品、他 |
代表者 | 藤本 修一郎(代表取締役社長) |
資本金 | 18,942百万円(2006年3月末現在) |
売上高 | 連結:169,149百万円 単独:110,019百万円(2006年3月期) |
従業員数 | 連結:2,250名 単体:1,502名(2006年3月) |
決算期 | 3月 |
外部リンク | 日産化学工業株式会社 |
日産化学工業(にっさんかがくこうぎょう、英訳名:Nissan Chemical Industries, Ltd.)は、1887年(明治20年)年4月、日本最初の化学肥料製造会社として誕生した日本の化学会社。また、同じ「日産」ではあるが、戦後の財閥解体により、現在は日産自動車との関係は無い。旧日産コンツェルンの流れを汲む。
目次 |
[編集] 沿革
- 1887年(明治20年)4月 高峰譲吉博士が、英国留学中に化学肥料製造工場を見学した内容を日本に紹介した。これを受けて、渋沢栄一、益田孝など当時の財界の首脳が発起人となって前身である東京人造肥料会社を設立。
- 1893年(明治26年)12月 東京人造肥料株式会社と改称。
- 1910年(明治43年)7月 大日本人造肥料株式会社と改称。
- 1923年(大正12年)5月 関東酸曹株式会社と日本化学肥料株式会社を合併、肥料・酸アルカリ製造の化学会社となる。
- 1937年(昭和12年)12月 日産化学工業株式会社と改称。
- 1943年(昭和18年)4月 日本鉱業株式会社(現:新日鉱ホールディングス)に合併、同社の化学部門となる。
- 1945年(昭和20年)4月 日本油脂株式会社が日本鉱業株式会社の化学部門の営業包括譲渡を受け、日産化学工業株式会社と改称。
- 1949年(昭和24年)5月 証券取引所の再開に伴い、株式上場。
[編集] 事業所
- 本社:東京
- 営業拠点:札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡
- 工場:袖ケ浦、埼玉、埼玉工場加須製造所、富山、名古屋、小野田
- 物質科学研究所(千葉県船橋市)
- 電子材料研究所(千葉県船橋市)
- 機能材料研究所(千葉県袖ケ浦市)
- 生物科学研究所(埼玉県白岡町)
[編集] 主な製品
[編集] 化学品事業
- 基礎化学品(メラミン、硫酸、硝酸、アンモニア)
- 環境化学品(殺菌消毒剤)
- 無機材料(電子材料用研磨剤等無機コロイド)
- 有機材料(封止材用等特殊エポキシ、難燃剤)
- 電子材料(液晶表示用材料ポリイミド、半導体用反射防止コーティング材等)
[編集] 農業化学品事業
- 農薬(除草剤、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、植物成長調整剤)
- 肥料(高度化成等)
[編集] 医薬品事業
- 高脂血症治療剤原薬、高血圧・狭心症治療剤、外用鎮痛消炎剤
[編集] 外部リンク
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