日本国外のアニメ制作会社
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日本国外のアニメ制作会社(にほんこくがいのあにめせいさくかいしゃ)とは、日本国外にあるアニメーション制作会社の事である。アニメ制作に置ける日本国外への発注の割合は年々増加しているが、その背景にあるのは国内賃金の高騰化と国内人材の枯渇にあると言われている。この項目では急増する国外の制作プロダクションを「元請」から「下請」まで出来るだけ列挙する。概要はアニメ制作会社を参照のこと。
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[編集] 中国・韓国に集中する背景
70年代頃からすでに海外への発注は始まっていたと言われており、手塚治虫を中心とした虫プロ(及び手塚プロダクション)と一部の会社は中国へ、その他の会社は韓国へ日本人スタッフを派遣して下請としての基本的な作業を指導したと言われている。理由としては、日本から発注する際の運搬費用の安さと、安価な賃金で労働力が確保できた背景があると思われる。
例外的に東映動画(東映アニメーション)は、フィリピンに大規模な関連下請会社を置いている。最近では、賃金の安価なベトナムなどにも日本の制作会社が進出している。また、「銀河英雄伝説」は北朝鮮にグロス出しをしていた。
近年では、欧米の会社も韓国・中国などに下請依頼をしている。だが、日本と異なり2Dでは無く3Dアニメーションが多い。
[編集] 外国の制作会社一覧(順不同)
[編集] アメリカの制作会社
[編集] イギリスの制作会社
[編集] 中国の制作会社
- 北京写楽美術芸術有限公司(手塚治虫が立ち上げた)
- 上海飛龍動画有限公司(MSJ/スタジオμ)
- 火鳥動画製作有限公司
- 年代動画有限公司
- 無錫馬良動画有限公司
- 常州新生美術制作有限公司
- 三艾動画有限公司(Triple Aの中国法人)
- STUDIO SUNNY(Triple Aの中国法人)
- 上海ダブ(日本の子会社)
- 上海スーパーマン
- 大連東方龍動画発展有限公司(ティー・ワイ・オーの子会社)
[編集] 韓国の制作会社
- White Line
- 宇利プロダクション[Woo Lee Prouction]
- 桂成プロダクション[Kyoe Sung Production]
- 星山企画
- 同友動画[ドンウー、同友アニメーション]
- G&G Entertainment
- Ani Village
- TIN HOUSE
- ECHO[E-cho Animation]
- Kプロダクション
- DR MOVIE
- BUSAN DR
- 遠東動画[Far Easten Animation]
- ANIK(イマジンの韓国法人)
- 白鴎動画
- UNIアニメーション
- 韓鎮アニメーション[韓鎮プロ]
- 京江ANIA[Kyung Kang ANIA]
- HEEWON ENTERTAINMENT
- 孝仁動画[HYOIN ANIMATION]
- 韓国BJ
- 朴プロダクション[Pak Production/Park Pro]
- Studio Marvine
- ソウルロフト(日本の子会社)
- JEM/KOREA(日本の子会社)
- ソウルダブ(日本の子会社)
- 東洋放送/動画制作部(解散)
[編集] 北朝鮮の制作会社
[編集] フィリピンの制作会社
- TAP(東映の関連子会社)
[編集] ベトナムの制作会社
- アーク・クリエイション/サイゴン
[編集] 海外制作会社の日本子会社
- DR TOKYO(DR MOVIEの東京支社。マッドハウスのデジタル部門の分社化も兼ねる)
- G&G Direction(G&G Entertainmentの子会社)
[編集] 関連項目
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