排骨
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排骨(パイクー、中国語 páigǔ、パイコー、パーコー)は、もともと豚などのスペアリブ、すなわち骨付きあばら肉のこと。日本では、転じて、それに卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた肉料理のひとつを指す。
豚のスペアリブを食べやすい大きさに切り、食塩、砂糖、酒、五香粉(またはカレー粉)を混ぜたものに漬け込んで下味を付ける。30分ほど漬け込んだら、溶き卵と小麦粉を混ぜた衣をつけ、キツネ色になるまで油でからりと揚げる。
また、スペアリブ以外に豚ばら肉やロース肉を使って作ることも多いが、本来の意味からすると「排骨」とは呼べない。
片栗粉でとろみをつけた醤油味のタレとともに白飯にのせたものは排骨飯(ぱいくーはん、ぱいこーはん、ぱーこーはん)、醤油味のラーメンにのせたものは排骨麺(ぱいくーはん、ぱいこーめん、ぱーこーめん)あるいは排骨ラーメンと呼ばれる。総じて、台湾の排骨麺の方が日本のものよりも肉のサイズが大きい。
豚スペアリブの豆豉(トウチー)蒸し |