憑依芸人
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憑依芸人(ひょういげいにん)とは、自分とは全く別のキャラクターになり切ることが出来るコメディアンのこと。その姿がまるで霊に「憑依」されたかのように、まるで別人になり切ることから。
テレビ番組や喜劇の舞台などに出演する際に、衣装や小道具を用い、メイクを施すことにより別の人格に切り替わったようになる。この場合は主にお笑い芸人や喜劇俳優を指し、シリアスなドラマや舞台で役を演じる俳優は含まない。
憑依芸人には、普段非常にシャイで素の自分を表に出すのが苦手、衣装やメイクで何かに成り切らないと人前で上手く喋れない、というストイックなタイプの芸人が多い。
「憑依芸人」という言葉の詳しい出所は不明だが、松本人志(ダウンタウン)がコントについて語る際によく「憑依」という表現をすることから、おそらく松本による造語と思われる。
ビートたけしや明石家さんま、木梨憲武(とんねるず)のように長年コントの場で活躍する芸人たちもいるが、これらは普段のキャラクター・芸風を生かして役を演じる(演じている間も地を残す)タイプであり、憑依芸人には含まれない。
[編集] 代表的な憑依芸人
ほか