平庭高原線

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平庭高原線（ひらにわこうげんせん）とは、岩手県盛岡市と同県久慈市を結ぶ、JRバス東北が運行する路線である。

目次 1 概要 2 運行経路 2.1 白樺号 2.2 陸中小国線 3 歴史 4 その他 5 関連項目 6 外部リンク

[編集] 概要

盛岡駅と久慈駅を結ぶ、鉄道の短絡と地域輸送を目的とした路線である。八戸駅経由よりも時間が短いことから東北新幹線乗り継ぎ客にも多く利用されている。

正式には盛岡駅～茶屋場間が沼宮内線、茶屋場～久慈駅間が平庭高原線であるが、早坂高原線の開業によって沼宮内線盛岡駅～岩泉間の直行便が廃止されたこともあって、現在では平庭高原線として案内されている。

盛岡駅～葛巻・久慈駅間の便は白樺号（しらかばごう）として運行され、陸中山形～久慈駅間は主要停留所のみに停車する。以前は全区間において急行便として運行されていたが、盛岡駅～葛巻間のローカル便が廃止されたため、代替処置として盛岡駅～陸中山形間はすべての停留所に停車する。

平庭高原線の支線として陸中小国線（りくちゅうおぐにせん）があり、陸中山形より分岐して小国集落まで運行している。全便が久慈駅からの直通便である。ただ利用客が少なく赤字のため、陸中小国線部分は久慈市（旧山形村）から運行を受託する形（貸切代替バス）によって運行を続けている。

[編集] 運行経路

[編集] 白樺号

盛岡駅 - 厨川駅前 - 分れ - 岩手渋民 - いわて沼宮内駅 - 葛巻駅（JRバス葛巻車庫） - 平庭高原 - 陸中山形 - 戸呂町口 - 碁石前 - 森前 - 営業所前（JRバス久慈営業所） - 久慈荒町 - 十八日町 - 久慈駅

• 葛巻で3分休憩。

[編集] 陸中小国線

久慈駅 - 十八日町 - 久慈荒町 - 営業所前 - 森前 - 碁石前 - 戸呂町口 - 陸中山形 - 陸中小国

[編集] 歴史

• 1939年11月20日 - 沼宮内線沼宮内～茶屋場（葛巻）間開業。
• 1943年11月20日 - 沼宮内線沼宮内～久慈間(45km)開業。
• 1952年2月9日 - 沼宮内線盛岡～沼宮内間(35km)開業。
• 1957年10月15日 - 久慈～茶屋場間の路線名称を「平庭高原線」とする。
• 1970年 - 「白樺号」運行開始（「バス急行券」が必要）。
• 1996年3月30日 - 沼宮内線盛岡～沼宮内間一般便の廃止。一部便を各停留所停車の準白樺号とする。
• 1999年4月1日 - 盛岡IC～滝沢IC間東北道経由の「スーパー白樺号」運行開始。
• 1999年12月4日 - 「バス急行券」廃止。沼宮内～葛巻間一般便廃止に伴い、白樺号沼宮内～葛巻間が各停留所停車となる。
• 2004年4月1日 - 「スーパー白樺号」廃止。全便「白樺号」とし、盛岡～葛巻間の区間便を新設。
• 2006年12月1日 - ダイヤ改正により盛岡～葛巻間の区間便廃止。1日5便に減便

[編集] その他

• 白樺号は前乗り前降り。いわて沼宮内駅～久慈駅間に限り、ふたりの北東北・函館フリーきっぷおよびみちのくフリーきっぷオプション券で利用できる。
• 小国線は後乗り前降り。久慈方面～（陸中山形経由）～陸中小国方面を利用する場合、陸中山形で一旦乗車停留所から陸中山形までの運賃を支払い、下車時に追加運賃を支払うことになる。これは前述の通り陸中小国線が久慈市からの委託されているため収入配分を明確にするための処置である。

[編集] 関連項目

• スーパー久慈

[編集] 外部リンク

ジェイアールバス東北