山本美憂
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山本 美憂(やまもと みゆう、1974年8月4日 - )元女子アマチュアレスリング選手。神奈川県出身。
ミュンヘンオリンピックレスリング代表だった父親・山本郁栄の影響で小学生のころからレスリングに打ち込む。13歳のとき、第一回全日本女子選手権に優勝するも、年齢制限の壁にあい、世界女子レスリング選手権出場は叶わなかった。1991年、当時の大会最年少記録である17歳の若さで世界選手権に優勝する。さらに、持ち前の美貌から日本中の話題を集めた。なお、「美憂」という名前は、父・郁栄がオリンピック代表に出場したミュンヘンにあやかって名づけたとされる。
その後、1994年,1995年に世界女子レスリング選手権を連覇するも、1995年にJリーグ・浦和レッズ(当時)の池田伸康と結婚し現役引退。しかし、1999年離婚。 1999年には一時的に現役復帰し、クイーンズカップ決勝進出、アジア選手権大会優勝、全日本女子レスリング選手権優勝という結果を残すも、翌年格闘家エンセン井上と再婚し再び引退。
2004年のアテネオリンピックで女子レスリングが正式プログラムになることをきっかけにその出場を目指して現役復帰を決意。実の妹である山本聖子とともに姉妹での五輪出場を目指したが、選考会の「ジャパンクイーンズカップ」で3位に終わり残念ながら出場は果たせなかった。
2004年9月にはエンセン井上と2度目の離婚。現在は、スポーツキャスターとして働く一方で、キッズレスリング指導者として小学生の子供達にレスリングの楽しさを教えるなど多忙な日々を送っている。家族環境が似ている事に加え、スポーツキャスターとしての仕事柄アニマル浜口・浜口京子親子と親しい。
2006年4月下旬にトリノ五輪男子アルペンスキー代表の佐々木明と入籍。(3回目の結婚)。同年8月挙式予定。
格闘家の山本"KID"徳郁は実弟。息子は現在小学生だがレスリングを習っており、既に全国大会で優勝する実力とのこと。
[編集] 戦績
- 1987年全日本女子選手権44kg級優勝
- 1988年全日本女子選手権44kg級優勝
- 1989年全日本女子オープン44kg級優勝
- 1989年全日本女子選手権47kg級優勝
- 1990年全日本女子オープン47kg級優勝
- 1990年全日本女子選手権47kg級優勝
- 1990年全日本女子オープン47kg級優勝
- 1991年全日本女子選手権47kg級優勝
- 1991年世界女子選手権47kg級優勝
- 1993年全日本女子オープン50kg級準優勝
- 1994年全日本女子選手権50kg級優勝
- 1994年世界女子選手権50kg級優勝
- 1995年全日本女子選手権47kg級優勝
- 1995年世界女子選手権47kg級優勝
- 1998年全日本女子選手権46kg級3位
- 1998年世界女子選手権46kg級準優勝
- 1999年ジャパンクイーンズカップ46kg級準優勝
- 1999年全日本選手権46kg級優勝
- 2003年ジャパンクイーンズカップ48kg級準優勝
- 2004年ジャパンクイーンズカップ48kg級3位