出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
就業規則(しゅうぎょうきそく)とは、日本において、使用者が労働条件の画一化・明確化のため、服務規律・職場規律・就業条件について定めた規則である。
[編集] 概要
- 必要的事項
- 始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、就業時転換。
- 賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給。
- 退職および解雇
- 任意的事項
- 退職手当の適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法並びに退職手当の支払の時期。
- 臨時の賃金及び最低賃金額。
- 食費、作業用品その他の負担。
- 安全及び衛生。
- 職業訓練。
- 災害補償及び業務外の傷病扶助。
- 表彰の種類および制裁の程度。
- 労働者のすべてに適用される定め。
- 届出の際には、労働者の過半数で構成された労働組合や労働者に信任された代表者がまとめた就業規則に対する意見書を添付することが定められている(第90条)。