小高直子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小高直子(こたか なおこ、1969年8月16日 - )は、中部日本放送のアナウンサー。奈良県奈良市生まれ、のちに兵庫県尼崎市に転居。
関西学院大学卒業後、1992年にCBC入社(同期には原元美紀(現在フリーアナウンサー)、森合康行らがいる)。当初は報道番組のレポート等を中心に担当していたが、CBCラジオの人気番組「つボイノリオの聞けば聞くほど」のアシスタントを入社2年目の1993年秋、番組スタート時より担当。ベテランアナウンサーへのキャリアを積むにつれ、徐々に個性を発揮し、今ではつボイの意見を捻じ伏せてしまうほどの強い個性を発揮したりと、東海地方平日のラジオの名コンビとして広く親しまれている。
この「つボイノリオの聞けば聞くほど」」の中では彼女はいくつかの"伝説"を作っており、現在も番組内で時折そのことが話題に上ることもある(この点については下記参照)。そのせいか、相手役のつボイノリオからは「元女子アナ」「中におっさんが入っている」「小高さんが歩くときは「ドス、ドス、ドス」と音がする」(※産休明けの頃に体重ネタが話題となっていた名残)などと今や番組の定番ともいえる茶化しが入ることもしばしばある。
1996年11月に同局アナウンサー(現在は報道局に異動)の竹地祐治氏と結婚。夫の竹地氏の遠戚に「日本のシンドラー」として著名な外交官・故・杉原千畝氏がいたため、つボイからも「杉原家の血を汚してはならない」と再考を促されるなど、周囲からの猛反発を押し切る形での結婚であった。そのため、結婚当初はその後の夫婦生活がうまくいくのか、危惧の声もあったが、1998年、2002年に子供を出産(そのため、「聞けば」もそれぞれ半年間産休を取っている)し、育児と仕事を両立させていることからそのような声も聞かれなくなった。「聞けば」内の箱番組「キューピーラジオクッキング」では自身の家庭内の様子についても時折言及することもある。
[編集] 「つボイノリオの聞けば聞くほど」での"伝説"
- メインパーソナリティーであるつボイノリオの発言で笑いが止まらなくなってしまい、同番組のコーナーである「名古屋市だより」をすっ飛ばしてしまうという放送事故を起こしたことがある。
- ラジオショッピングコーナー内で「市松模様」を「"いちもつ"模様」と読み間違える。このNG発言はつボイを始めとする関係者やリスナー、更には同番組のファンを豪語する永六輔などの間で反響が大きく、後に「"いちもつ"模様ハンカチ」なる記念品まで制作された。
- オスのサメが一回交尾するとメスの体内でそのオスの精子が永久に生存し続ける、との話題の際に「やったら終わり」と失言。
- ラジオショッピング内で30枚4800円のショーツを紹介する際に、「ちっちゃいパンツより、やっぱりデカパン」との失言。これもつボイやリスナーの間で反響が大きかったらしく、この発言翌日の新聞のラジオ番組表の同番組の欄には「デカパン運動の旗手・小高直子」と掲載された。
- 番組内で電子レンジの用途を誤ってしまい、レンジを爆発させてしまった。これ以降、CBCのすべてのスタジオで「火気厳禁」の措置が採られることになった。
- この他にもいわゆる下ネタ系の失言の代表例としては「(性交渉が)終った後の一服は美味しい」、コンドームの話題で「グーで入れる」などがある。
- 近年では、2006年に入社した現在CBC一押しの後輩女子アナウンサーである南部志穂の「小高さんには憧れます」との趣旨の発言に対して「なんかムカつく~」と女子高生のような口調で堂々たる「お局」ぶりを発揮するなど、未だにリスナーやつボイからの"期待"を裏切らぬ「伝説の一言」を発し続けている。
アナウンサーとしては不適格と思われ兼ねない発言やハプニングも多く、当初は局内でも「女子アナとしての需要はない」と言い切られるほどに冷遇されることもあったようだが、現在ではこれらの「天性」ともいえるお惚けぶりと展開の速いつボイのトークを時には倍にして返す、アシスト技術の高さはCBCラジオの看板番組にまで成長した同番組では欠かすことが出来ない要素となっており、次第に当初の厳しい批判も聞かれなくなり、現在では、「聞けば」は「つボイノリオのワンマン番組」としてみる向きよりも「つボイ・小高コンビあっての番組」として理解する向きの方が圧倒的多数となっている。ニュースの原稿読みや物語朗読では、一転して重厚な語り口を聴かせることでも知られており、その点も彼女への批判がきわめて少ない要因となっているようである(このほかに同番組に時折ゲスト出演する永六輔からもそのサポートぶりを高く評価されたことも彼女への批判が激減した背景として存在する)。 この番組をあるとき、彼女の中学時代の恩師が聞いていたらしく、あまりの喋り口調の変貌ぶりに「あなた(小高)だと気づくまでずいぶん時間がかかりました」と言われたり、裏番組のパーソナリティーの蟹江篤子アナウンサー(東海ラジオ)からは「あなたタレントさん?」と言われたという強烈なエピソードまで残っている。これら数多くの伝説は永ら業界内の同番組フリークの手により在京の各ラジオ局の中でも話題となり、「西川貴教のオールナイトニッポン」では電話にてゲスト出演を果たす"快挙"を成し遂げている。
[編集] 出演番組
- つボイノリオの聞けば聞くほど ※入社2年目より「聞けば」を担当するようになって以来、彼女の活躍の場はもっぱら顔の出ないラジオ番組が主であり(テレビ番組の場合は顔が画面に出ないナレーションが大半)、公式HPで彼女の容姿を見て(※学生時代にはミス尼崎に選出された経験をもつ)、番組内の上記のつボイの発言が「ネタ」であることを初めて知ったというリスナーも少なくない。
- ツー快!お昼ドキッ ※ツー快!では主に聞けばの担当のない金曜日(矢野きよ実が同曜日のメインパーソナリティーを勤めている)にニュース担当として登場することが多いが、概して、「聞けば」やつボイノリオ関連、あるいはCBC全体を通じてのイベント等の宣伝を兼ねて登場することが多く、最近では矢野からは「小高さんがおるということは、またなんか宣伝があるでんしょー」と予め注釈が入っている。
カテゴリ: ローカル局のアナウンサー | 中部日本放送 | 1969年生 | 兵庫県出身の人物 | アナウンサーのスタブ項目