小笠原長逵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

小笠原 長逵（おがさわら　ながみち）は、江戸時代の大名。播磨安志藩の第2代藩主。

小笠原長逵 凡例
時代	江戸時代中期から後期
生誕	正徳3年2月15日（1713年3月11日）
死没	明和7年8月18日（1770年10月6日）
別名	総次郎（幼名）
戒名	天寧宗祐景雲院
官位	従五位下、信濃守
藩	播磨安志藩主
氏族	小笠原氏
父母	父：小笠原忠基、母：松室氏、 養父：小笠原長興
兄弟	弟：小笠原忠総
妻	正室：小笠原長興の妹（養女）、 側室：小林氏
子	5男2女（小笠原長為、小笠原忠苗、大岡忠與、 小笠原政宣、娘（水野勝起室））

1713年2月15日、小笠原氏本家の豊前小倉藩第3代藩主・忠基の子として小倉で生まれる。1730年6月、子の無い初代藩主・長興の養子となり、12月11日に長興が隠居したため、その後を継いで藩主となる。12月18日には叙任する。

藩政においては、1755年に無償もしくは有償で生活に困窮する百姓を助ける「夫食付方仕法」という共済制度を定めている。これは幕府が1785年に定めたものと同様の法律で、長逵は30年前から実施したのである。1770年8月18日に死去。享年58。後を子の小笠原長為が継いだ。

墓所：兵庫県姫路市安富町安志の大雄山法性寺。