寒水魚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 寒水魚 | ||
|---|---|---|
| 中島みゆき の アルバム | ||
| リリース | 1982年 3月21日 1990年5月21日(再発) 2001年4月18日(再発) |
|
| 録音 | - | |
| ジャンル | J-POP | |
| 時間 | 48分28秒 | |
| レーベル | AARD-VARK キャニオン･レコード |
|
| プロデュース | 中島みゆき | |
| レビュー | ||
|
最高順位1位、累計売上77.3万枚（オリコン） |
||
| 中島みゆき 年表 | ||
| 臨月 （1981年） |
寒水魚 （1982年） |
予感 （1983年） |
寒水魚（かんすいぎょ）は、1982年3月21日に発表された中島みゆきの9作目のオリジナルアルバム。
[編集] 解説
- タイトルの｢寒水魚｣とは、熱帯魚をもじった中島みゆき自身による造語である。
- 1981年に発売されたシングル｢悪女｣の大ヒットに相乗する形でセールスを伸ばし、1982年年間アルバム売り上げ第1位を記録した。また、日本レコード大賞の'82アルバムベスト10にも選ばれ、ベストアルバム賞を受賞した。
- プロデュースは中島みゆき本人の手による。アレンジャーは青木望、後藤次利、松任谷正隆の3人（各人がどの楽曲を手がけたかについては下記を参照）。
- 30枚以上に及ぶ彼女のスタジオ録音アルバムの中で、最もセールス的に成功したこのアルバムのLPの推定累計売上枚数は490,240枚。また、それ以外に発売されたカセットテープやCDなどといった各フォーマットの売上と合計した総数は約82万枚に及ぶといわれている。現行盤のCDは2001年にヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズから発売されたもの（アートワークが変更されただけでデジタル・リマスターは施されていない）。
[編集] 収録曲
- 全作詞/作曲： 中島みゆき
- 悪女（album version） （編曲:後藤次利）
- 傾斜（編曲:後藤次利）
- 後に高校の国語教科書にその歌詞が掲載された曲である。また、アルバム『いまのきもち』にてセルフカバー。
- 鳥になって （編曲:青木望）
- ここから先はストリングスを主体とした精美な楽曲が続く。この曲をはじめとするアルバムの収録曲の3分の2の編曲は青木望の手によるものである。ストリングスを全面的にフィーチャーしたやや大仰ともいえるアレンジが特徴だが、1987年に発表されたライブ・アルバム『歌暦』には、中島本人のギター弾き語りのみという、正規テイクとは打って変わってシンプルなアレンジのバージョンが収録されている。
- 捨てるほどの愛でいいから （編曲:青木望）
- 1982年 のコンサートツアー「明日を撃て!」で歌われた曲だが、ツアー後半から歌われなくなった曲である。
- B.G.M. （編曲:松任谷正隆）
- 前作『臨月』で数曲の編曲を手がけていた松任谷正隆が本作ではこの曲のみに参加。アレンジとキーボードを担当している。
- 家出 （編曲:青木望）
- 時刻表 （編曲:青木望）
- 砂の船 （編曲:青木望）
- 歌姫 （編曲:青木望）
| オリコン週間LPチャート第1位 1982年3月29日付～1982年4月26日付 (5週連続) |
||
| 前作: 中村雅俊 『メモリアル』 |
中島みゆき 『寒水魚』 |
次作: 薬師丸ひろ子 『青春のメモワール』 |
| オリコン週間LPチャート第1位 1982年5月17日付 (通算6週) |
||
| 前作: 薬師丸ひろ子 『青春のメモワール』 |
中島みゆき 『寒水魚』 |
次作: ポール・マッカートニー 『タッグ・オブ・ウォー』 |
| オリコン年間アルバムチャート第1位 | ||
| 前年: 寺尾聰 『Reflections』 |
中島みゆき 『寒水魚』 |
次年: サウンドトラック 『フラッシュダンス』 |
| 日本レコード大賞ベストアルバム賞受賞作品 | ||
| 前年度 1981年 第23回 大滝詠一『A LONG VACATION』 松任谷由実『水の中のASIAへ』 オフコース『We are』 |
1982年 第24回 中島みゆき『寒水魚』 サザンオールスターズ『NUDE MAN』 松任谷由実『PEARL PIERCE』 |
次年度 1983年 第25回 サザンオールスターズ『綺麗』 松田聖子『ユートピア』 松任谷由実『REINCARNATION』 |
 |
この「寒水魚」は、音楽に関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。（ポータル 音楽/ウィキプロジェクト 音楽） |
