宮城県仙台向山高等学校
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宮城県仙台向山高等学校(みやぎけんせんだいむかいやまこうとうがっこう)は、宮城県仙台市太白区八木山の丘陵にある県立の高等学校である。1975年(昭和50年)に設置された男女共学校で、普通科と理数科がある。
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[編集] 概要
制服は存在せず、これに代表される自由な校風が特徴的である。(但し、校内用の指定サンダルがある)各学年普通科5学級(平成17年度入学生から4学級)、理数科1学級、計6学級(平成17年度1年次は5学級)であり、県内の全日制高校の中では小規模である。学習面では南学区では仙台第一、宮城二女に次ぐ進学率で、生徒のほとんどが4年制大学への進学を希望している。授業内容(65分授業等)もそれに応えたものである。
キャンパスはJR仙台駅より西南2.5kmの距離にあるが、八木山の丘陵に位置するため広瀬川の河岸段丘に広がった中心市街地を一望できる。文化祭「向陵祭(こうりょうさい)」の名は、八木山の丘陵にあることからそう呼ばれている。バス通学者が多いのも特徴。グラウンドは第1グラウンドと第2グラウンドがあり、第2グラウンドは主にソフトボール部が使用している。
「自律・和敬」の校訓のもと、文武両道をうたっており、部活動では吹奏楽部や放送部、サッカー部などが全国大会に出場している。特に吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクール東北大会に22回出場し17回金賞受賞、内6回の全日本大会出場を果たしている。卒業生の進路は、東北大学、宮城教育大学、東北学院大学などの地元大をはじめ、各地の国公立大(年間80~100名程度)・有名私大にも合格者を送り出しており、現役での東京大学、京都大学への進学実績もある。
[編集] 設置学科
[編集] 沿革
1924年(大正15年)4月設立の宮城県女子専門学校(宮城女専)が1934年(昭和9年)当地(現仙台向山高キャンパス)に移転する。戦後、宮城女専は東北大学に併合され、1951年(昭和26年)3月に閉校。校舎は東北大学第三教養部として継承される。その後1952年(昭和27年)3月に仙台電波工業高等専門学校(電波高専)(昭和24年5月設立)が移転、1974年(昭和49年)8月まで校舎は使用された。