妹尾あいこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
妹尾あいこ（せのお あいこ）はアニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの準主人公の一人である魔女見習いの少女（CV：松岡由貴）。通称「あいちゃん」。第1期第3話から登場。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] プロフィール
- 1990年11月14日生まれのさそり座でO型。
- 父親はタクシードライバーの妹尾幸治。母親は大阪で老人介護の仕事をしている岡村あつこ（阪南市在住）。二人はあいこが4歳のときに離婚した。祖父は岡村惣一、また母方の伯父がいる。
- 大阪府西成区天下茶屋出身⇒美空市美空町に転居、美空小学校3年2組⇒4年2組⇒5年2組⇒6年2組⇒大阪の中学校へ進学。
- 魔女見習い服は青色。妖精は「ミミ」。魔法の呪文は「パメルクラルク ラリロリポップン」。マジカルステージでは「パメルクラルク たからかに」。
小学3年生の時に美空町に引っ越してきた。あいこにとって、どれみとはづきは美空小学校でできた最初の友達。どれみが魔法を使うところをはづきが目撃した時、一緒に見ていたため、はづきとともに魔法修行を始めた。
最初はズケズケ物を言い、どれみやはづきに嫌われていたが、両親が離婚しているという真面目な話をどれみにしてから、仲良くなる。スポーツ万能な上に関先生が投げたチョークを軽々と捕る程の運動能力を持つおてんば娘だが、水泳だけは全く駄目でカナヅチだった。そこで、小学5年生の夏休みの水泳大会をきっかけに特訓して10ｍ泳げるようになり、そののち少なくとも25ｍは泳げるようになった。
両親が離婚して父親と暮らしているため、掃除・洗濯・家事はあいこがやっている。同情される事が嫌いなしっかり者の反面、夢見がちな一面もある。ハーモニカが得意で、父親と母親に買ってもらい、今ではファの音が出なくなった思い出のハーモニカを大切に持っている。なおハーモニカの種類は、本編に登場するたびに違うので不明。後には父幸治に買って貰ったハーモニカを専ら吹いているようだ。
大阪出身だけあって、お笑いにうるさい。その割に自らの笑いの芸を見せることは殆ど無かったが、児童会長選挙で宮本まさはるの応援演説の場で本人が固まってしまい、急遽一人ボケツッコミをこなしたことはある。
「おジャ魔女戦隊マジョレンジャー」ではマジョブルーを演じた。横川信子作の小説やマンガではしばしばヒロインとして横川信子自身（なぜか男役）と共演する。焼き芋や鍋、カレーを前にすると人が変わる（いわゆる鍋奉行）。頭にはアホ毛が生えている。シリーズを追うごとにおでこが広くなっている。たこ焼きを作るのがとても上手。普段は男の子っぽい格好だが、別居中の母親と会う時は髪をお下げにしてスカートをはく。
第1期にどれみが好きになった少年から告白されてしまったり、ドラマCDではSOSトリオの佐川ゆうじと結婚していたり、第2期の横川信子の小説の中で横川信彦と恋人同士になっていたりするが、TV版では恋愛ネタとは縁が薄かった。しかし、小学5年生の時に、小さい頃ひょんなことから結婚の約束をしてしまった幼馴染みの有馬健一（あだ名はアンリマー）が美空小学校まであいこを迎えに来た事もあり困惑していた。とはいえ、彼を嫌いなわけではなさそう。
両親の離婚原因が自分の大怪我だと思い込んでいる（本当は違っていた）一方で、いつか両親が復縁することを切に願っている。魔女を目指すに当たっての動機は「お父ちゃんに幸せになって欲しい」。しかし、両親の復縁を願うあまりに禁呪を使いそうになった。
