ハナちゃん (おジャ魔女どれみ)
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ハナちゃんはアニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの準主人公の一人である魔女の赤ちゃん(CV:大谷育江)。シリーズ第2期の『おジャ魔女どれみ♯』第1話から登場。第4期の『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』では人間界の小学校に通うため、巻機山花(まきはたやま はな)と名乗った。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] プロフィール
- 2000年3月25日生まれのおひつじ座(同年3月2日生まれという説もあるが、どれみたちの小学3年生の終業式の日に誕生したという事実に反するので誤植と推定される)。血液型は不明。
- 母親はMAHO堂のおジャ魔女たち。
- 魔女幼稚園 ⇒ 美空小学校6年1組 ⇒ 魔女幼稚園
- 魔女見習い服は白。妖精は「トト」。魔法の呪文は本当は要らないのだが、それではつまらないらしく勝手に「ボロリンピュアリン ハナハナピー」と言っている。ハナちゃんがマジカルステージに参加したのは赤ちゃんの時と、魔女見習いの時点で「魔女ガエルの呪いを解く」時(女王をはじめとする多数の魔女、魔法使いらも参加した、劇中間違いなく最大規模のもの)の二度だけで、所謂「おジャ魔女」に括られる魔女見習いの中では唯一、それに伴う独自の呪文が設定されていない。
次期女王候補の魔女の赤ちゃん。青いバラ「ウィッチー・クイーン・ローズ」から100年ぶりに生まれ、その場に居合わせたどれみ達に育てられることとなった。魔力は他の赤ちゃんとは比べ物にならないほど強い。なぜか アレクサンドル・T・オヤジーデ(ミドルネームのTは“田吾作”の頭文字)と気が合う。プリンが大好物。第3期第32話でプリンを3つも食べてしまったためにお腹を壊してしまうシーンがあったが、実は第2期第43話で美空小学校の給食室にあったプリンをなんと40個も食べたことがある。
1歳間近のときに、重い病気にかかり、どれみママたちが命がけで取ってきたラブシュプリームの花の力で治った。1歳半のときに今度は先々代の女王様に野菜嫌いの呪いをかけられ、魔力も衰えたが、この時もどれみママたちの努力で呪いを解いている。ただ、ニンジン嫌いはこの呪いとは関係ないらしく、口癖の「プップのプー」同様どれみ譲りと思われる。
第4期では強力な魔法で自身を小学6年生に急成長させ、のみならずMAHO堂の建物まで変えてしまい、その強力な魔法に耐え切れずに魔女の証である水晶玉を割ってしまう。再び魔女になるべく魔女見習いになる。6年生になってしまったため、巻機山花という名前で、どれみ達と共に美空小学校に通うこととなる。知識の吸収力は驚異的なようで、最初は読み書きすらままならなかったのだが、最後は堂々と授業に出ていた。恐るべき学力とは裏腹に精神年齢は2歳のままらしく、感情の赴くままに行動してどれみたちがそのフォローに苦労する羽目になるが、時としてその純真無垢な言葉が人の心を動かす事もある。 なお、第4期当初は新月の夜だけ赤ん坊に戻るという設定があったが、次第に使われなくなった。
一応人間界では、巻機山リカ(マジョリカ)の上の娘の夫婦の娘と称している(ちなみに巻機山は新潟県に実在。日本百名山の一つにも数えられている)。どれみのせいでなぜか宮城県出身ということになっている。(どれみは「東北から来たの。宮崎県。」と言ったが、関先生が「宮城県」と訂正を入れた)シマウマを食べてみたがっている。赤ちゃんの時、最初は髪を頭頂部で一房にまとめていたが、第3期の第7話からはツインテール(ツーテール)に変更、第4期では髪もまた急成長して二本の巨大な「エビフライ」のような状態になる。ちなみに生まれたての時点で、ハナちゃんの水晶玉の数は5つだったが(大抵の魔女の赤ん坊は一つだけ)、ツインテールにしてからはなぜか4つ(ツインテールの根元に二つづつ)に減っている。
第4期後半では魔女界で白い子象(実は伝説の白象の生まれ変わり?)と知り合い「パオちゃん」と命名、彼女を慕ってMAHO堂に押しかけてきたパオちゃんと力を合わせて先々代の女王様の悲しみに影響された人々を助ける事になる。最後はどれみたちの水晶玉を合体させてハナちゃんの水晶玉を作った。
どれみの妹・春風ぽっぷに負けないくらい寝相が悪く、ぽっぷを寝ながら投げ飛ばしたこともある。赤ん坊の頃も好きだったのだが、後にどれみから『機動戦隊バトルレンジャー』を再度吹き込まれ、恐るべき暗記力を発揮すると共にコマンダーホワイトを模したコマンダーハナを演じた。なお、コマンダーハナの活躍はバトルレンジャーの監督たちを大いに感動させ、バトルレンジャーの続編『機動戦隊バトルレンジャーV』においてコマンダーハナはコマンダーレディーホワイトのモデルとなる。