大福
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大福(だいふく)は、小豆でできた餡を餅で包んだ和菓子の一種。大福餅(だいふくもち)とも。
餅はきめ細かくつかれているものを使い、餡の量は餅と同量以上であることが多い。
餅に豆やヨモギを加えたものや、餡の代わりにイチゴやカスタードクリームを入れたものなどさまざまなバリエーションが存在する。 そのまま食べることが多いが、好みによって焼いたり、汁粉に入れたりする。大福を自宅で作る際は、餅に砂糖を混ぜておくと硬くなりにくい。しかし効かせ過ぎると、くどくなるので注意が必要である。工場で生産され、流通経路を介して販売される製品も同様の傾向がある。
『大福』は白くて丸いものの比喩表現として使われることがある。 例:大福Mac(iMac G4)
[編集] 種類(一例)
- 豆大福 - 餅に赤エンドウや大豆を混ぜ込んだ大福。
- 草大福 - ヨモギをいれてついた餅を皮にしている大福。
- 塩大福 - 皮や餡が塩味の大福。元々は砂糖ではなく塩を味付けに使っていたが、現在は砂糖の中に適量の塩を加えている。
- 苺大福 - 小豆餡の中にイチゴが入っている大福。その他イチゴのみ、イチゴと生クリーム、イチゴと白餡など、さまざまなバリエーションがある。
- 梅大福 - 1.小豆餡の替わりに梅の甘露煮が入っている大福。 2.餅に梅の果汁とシソを混ぜ込んだ大福。
- ムカデ大福 - 主に中学校などで行われる運動会競技の一。三人一組で足を結わい前の人の肩をつかんで足並みを揃え歩き、先頭の生徒が小麦粉が詰められた箱に顔を突っ込み、教師により中に隠された大福を口のみで探し出し食べる競技である。