大相撲熱戦十番
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大相撲(本場所名)熱戦十番(おおずもうねっせんじゅうばん)は、1973年から1980年代前半にかけて文化放送とラジオ大阪で大相撲の本場所期間中の17時台に放送された大相撲中継の番組である。
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[編集] 概要
そのタイトルが示すとおり、本場所の特に一番盛り上がる幕内後半戦の取組み10番程度を取り上げて、文化放送のスポーツアナウンサーの実況で紹介した。NHKラジオの中継放送よりも洒脱な進行であり、取組の合間には力士だけでなく相撲にまつわる様々な解説が挿入された。支度部屋からのリポートはNHKに先駆けて行ったとされている。なおオープニングは陣太鼓であった。
放送当時大相撲の場所期間中は『ニュース・パレード』を休止していた時期があり、中入り中に文化放送・ラジオ大阪ではスポットニュースを挿入する形で夕方の最新ニュースを放送していた(これ以外の放送局は通常通りに『ニュースパレード』を裏送り全国ネットで放送していた)。文化放送でも放送するようになってからは、15時から18時の番組を17時までに短縮し、ニュースパレード終了後の17時15分から放送を開始していた。このため、通常ニュースパレード終了後にワイド番組のパーソナリティと白井静雄アナがかけあいをする部分は、この期間だけ白井アナのみのトークとなった。
[編集] 進行
- 細田勝 放送では自らを「狂言回し」と称していた。終末期は戸谷真人も担当。
[編集] 実況アナウンサー
[編集] インタビュアー
[編集] 番組終了後
ラジオ実況中継の権利は東京放送(TBS)に譲渡されたが、その後に若貴ブームの到来によって大相撲が空前の人気となる。これを背景にTBSラジオではAMステレオ放送を開始した1992年3月より毎場所の初日・中日・千秋楽のみ17時台に1時間の中継番組『まった無し!大相撲』を開始したが、その後の大相撲人気の凋落もあって自然消滅している。現在は、TBSテレビのスポーツニュースにおいて実況録音の音声を使って放送されることがある。
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