大工

インドの大工

大工（だいく）とは、主として木造建造物の建築・修理を行う職人のこと。古くは建築技術者の職階を示し、木工に限らず各職人を統率する長、又は工事全体の長となる人物をさしていた｡

かつては一般の職人を「右官」（右官については土木建築の技能職の左官に対して、事務職としての呼称であったとの説もある。）、建築関係の職人を統括する者を「大工」と呼んでいたが、江戸時代頃から一般の職人も大工と呼び、統率者に対しては、棟梁と呼ぶようになった。江戸の発音では「デエク」である。

[編集] 分類

宮大工（みやだいく）は、神社・仏閣の建造などを行う大工。堂宮大工とも。釘を使わずに接木を行う（引き手・継ぎ手）など、伝統的な技法を伝える。

日曜大工。

茶室を造る大工。

船大工（ふなだいく）は、木造船の建造などを行う大工。現在、純木造船は少なく、技術を伝える者はほとんどいない。＜船大工＞現在、木造船の造船技術を受け継いでおられる経験者のお話を聞きたいです。「船霊」さんの祈願をされたことがありますか。私も若いとき数年経験（２００トン積み木造船の建造）があります。

建具大工（たてぐだいく）は、障子・ふすまなどの製作を主とする大工。欄間を作る大工もここになろう。（表具屋、建具屋と呼称することが多い？）

型枠大工（かたわくだいく）はコンクリート打込み用の型枠を作りこむ大工。一般には細かい造作よりも、いかに速く仕事を行うかが勝負（10m2程度/日）とされるが、打ち放しなど表面仕上げの精度が必要な場合、型枠大工の技量が成否を左右する。

造作大工（ぞうさくだいく）は、主にＲＣ造等の住宅やマンションの内部の造作を行う大工。

棟梁（とうりょう）は大工の職長。大工以外は棟梁と呼ばれることはない。木造建築物の差配を行う責任者。（棟梁は元々集団の統率者を指す言葉で、例えば武家の棟梁＝征夷大将軍である）

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