大友持直
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大友 持直(おおとも もちなお、? - 文安2年(1445年)?)は室町時代中期の守護大名。豊後の大友氏の第12代当主。第10代当主大友親世の子。第14代当主大友親隆の兄。
従兄弟である第11代当主大友親著から家督を引継ぎ、当主となった。大内盛見と対立し、少弐氏と連合して合戦しこれを討ち取ったが、盛見が九州における幕府領の管理を務めていたことから将軍足利義教の怒りを買い、持直の守護職は剥奪され一族の大友親綱に与えられ、さらに大内持世による持直追討軍が九州に派遣される事態となり、大友氏は持直方(持直、親著、大友親繁)と幕府方(親綱、大友親隆など)に分裂した。永享7年(1435年)からの姫岳合戦において、持直は伊予守護河野通久を敗死させるなど強硬に抵抗したが、結局敗北し、以後消息不明となった。没年については諸説ありはっきりしない。
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