大分縣護國神社
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| 大分縣護國神社 | |
|---|---|
| 所在地 | 大分県大分市大字牧松栄山 |
| 位置 | -- |
| 主祭神 | 大分県縁故の英霊約4万4千柱 |
| 社格等 | 内務大臣指定護国神社・別表神社 |
| 創建 | 明治８年（1875年） |
| 本殿の様式 | -- |
| 例祭 | 4月9日・10月9日 |
| 主な神事 | -- |
大分縣護国神社（おおいたけんごこくじんじゃ）は、大分県大分市にある神社である。
目次 |
[編集] 沿革
1875年（明治８年）10月18日、大分県初代県令森下景端により佐賀の乱の戦死者１５柱、台湾出兵での病死者３柱、明治維新の勤皇の志士など５柱の英霊を合わせて招魂し、慰霊顕彰のために「招魂社」を創建。
1939年（昭和１４年）社号を法令により「招魂社」から「大分縣護國神社」と改称。
1943年（昭和１８年）社殿を現在の地に移設。以前は北側展望台付近にあった。
1945年（昭和２０年）敗戦。ＧＨＱの神道指令により「豊霊宮」と改称される。
[編集] 主な祭典
[編集] 慰霊碑
大分県関係戦没者の慰霊塔を中にして、右に元歩兵47聯帯戦没者慰霊の「軍旗の碑」、左に大分県出身予科練戦没者慰霊の「鎮魂の碑」が建っている。
[編集] 言霊記念館
英霊の心を未来に伝えるため立てられた展示館。
特攻隊員が残した遺書や手紙を掲示するほか、写真やビデオ上映も行われている。
[編集] 満蒙開拓義勇軍碑
昭和13年満蒙（満州・蒙古）へ、開拓のため組織され派遣された義勇軍の記念碑。
銃と鍬を手に持つ隊員の像、レリーフがある。
[編集] 西南の役 軍人墓地
明治１０年の西南の役に際し戦死した陸軍軍人２１４柱の墓地。
展望台、豊後梅の梅林の奥にある。
鹿児島、山口など、薩長出身者が多い。
[編集] 西南の役 警察官墓地
明治１０年の西南の役に際し戦死した１０３柱の警察官隊墓地。
表参道百段の脇にある。
青森、秋田、福島、東北北陸からの出身者が多い。
[編集] ２つの墓地
戊辰戦争では薩長側が勝ち、徳川側が負けた。
しかし明治１０年にもなると明治政府は勤皇の元維新志士たちが征韓論否決を理由に反乱を起こすなど、
幕末京都の攘夷熱を引きずる者に手を焼くようになる。
大分縣護國神社の西南の役戦死者墓地は２つに別れており、
警察官隊墓地の警察官のほとんどが会津・奥羽出身の元士族である。
西南戦争によって武士は滅んだという説が一般的ではあるが、
むしろ薩摩反乱軍を鎮圧した警官隊こそ本当の武士ではないかという考察もなされ始めている。
戊辰戦争で薩長と戦った元会津藩家老佐川官兵衛も熊本県阿蘇郡で戦死し、
この墓地に警察官として埋葬されている。
