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夏侯佐(かこうさ、生年不詳 - 266年(晋泰始2年) )は、三国時代の魏の皇族である。夏侯惇の孫で、一説では夏侯楙の庶子といわれる。封号は高安郷侯。
魏書の夏侯惇伝によると、265年祖父の功績で晋の武帝から高安郷侯に封じられたという。だが、翌266年に彼は嗣子がないまま病没した。そのために司馬炎は家系を途絶えてしまう夏侯佐を憐れみ、夏侯佐の族子(おい、夏侯惇の長男の夏侯充の孫で夏侯廙の子)である夏侯劭を族父(おじ)の夏侯佐の後継者として、高安郷侯に封じたと晋書に記されている。