足湯
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足湯(あしゆ)とは、足だけ入れる温泉である。服を脱がずに手軽に温泉を楽しめるので、温泉街の街角に設置されることが多い。他にも、鉄道駅、道の駅、公園など、観光客が多く集まる場所で見かけることができる。
ほとんどの足湯は無料で利用できる。但し、一部では寸志または料金が必要なことがあるが、いずれも200円未満の金額で楽しむことが可能である。
全身で入浴する通常の温泉と違って、足湯だと膝下だけしかお湯につからないので、のぼせにくい。また、足には太い血管が通っているので全身を温めることができる。
当然靴はおろか、靴下類を脱ぎ裸足にならねば入る事は出来ない。従ってその場で脱げる靴下でないと便宜上よろしくない。中には更衣室が用意された足湯があるがそれはごく僅かである。従って温泉地にはタイツやパンティーストッキングといった長履きの物は不向きである。しかし鳴子温泉や城崎温泉のように、下駄を履いて歩くことを前提としてある温泉地もあり、そこでは素足に下駄で過ごせば問題ない。
[編集] 著名な足湯
- 銀山温泉(山形県)
- 日中温泉(福島県)
- 上諏訪温泉(長野県諏訪湖畔)
- 城崎温泉(兵庫県)「さとの湯」
- 湯村温泉(兵庫県)「ふれ愛の湯」
- 道後温泉(愛媛県)
- 湯田温泉(山口県)
- 山鹿温泉(熊本県)
- 東日本旅客鉄道上諏訪駅1番線ホーム(長野県、ホームに入れるきっぷが必要)
- 東日本旅客鉄道鳴子温泉駅(宮城県)
- 京福電気鉄道嵐山駅(京都府)
- 道の駅たるみず(日本一の長さの足湯がある)
- 新北九州空港3階
- 鹿児島空港(空港内の足湯としては日本初)