四民平等
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四民平等(しみんびょうどう)とは、江戸時代の身分制度を廃止した、明治政府の政策を指す。
明治維新は、フランス革命のように、下からの革命ではなかったが、近代国家に脱皮するためには、中世封建制社会の身分制度を破棄することは、避けて通れなかった。
代わりに、名目的な称号を付与した。
皇族・華族・士族・平民である。義務も権利も伴わない称号だが、戸籍に明記された。
皇族は、戦後の制度にも名をとどめており、天皇及びその親族を指す。
大概の武士は、士族に組み入れられた。
しかし、ここで注意しなければならないのは、江戸時代にも士農工商の秩序の外に置かれた、賎民の扱いである。
旧賎民も、平民に組み入れられたが、士農工商からは、賎民と同じ扱いにされることに反発する者が続出し、岡山県では、旧賎民の平民扱いに反対する一揆も起きる中で、新平民という用語が、自然発生的に生まれた。
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