平民
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平民(へいみん)は、一般的には、官位を持たない普通の人民、市民のことであるが、日本においては、1869年(明治2年)に新設された族称の一つのことである。
公家・大名家及び武士を除く家が、平民という族称を享け、士族と並んで華族の下位に置かれた。1947年(昭和22年)になって廃止された。
華族や士族の家に生まれた者も、家を継がず分家して一戸を創設する際には、生家の族称から離れて、原則として平民の族称を享けることとなった。もっとも、華族の分家には特旨により特に華族に列せられる例や、家を継がない華族の子には他華族家の養子となる例も見られた。
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