名探偵コナン水平線上の陰謀

『名探偵コナン水平線上の陰謀』（めいたんていコナンすいへいせんじょうのストラテジー）は、劇場版「名探偵コナン」シリーズの第9作目の映画である。2005年 4月19日に公開された。興行収入は約21億5000万円。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] あらすじ

今から15年前、北大西洋の海上で貨物船・第一八代丸が沈没する事故が起き、船長と三等航海士の2人が死亡した。

そして現在、毛利蘭の友人・鈴木園子のはからいにより、コナン達は豪華客船「アフロディーテ号」でクルーズを楽しんでいた。だが、その船内で殺人事件が発生してしまう。

コナンの推理で犯人をつきとめ、事件はなんとか解決したものの、そのトリックはあまりにも単純すぎる。そう考えているうちに、船内で激しい爆発が起きる…。事件は急展開を迎えるが、もう一人の探偵により本当の真実が暴かれる。

海・水の中を舞台とした作品としては、第2作目「14番目の標的」以来となる。
映画の中では、毛利小五郎が初めてほぼ一人で犯人を追い詰めた作品である。これは毛利小五郎の声を演じている神谷明の長年の夢であったという。また、小五郎の言った「俺は女に手は出さない」というセリフも、同じく神谷が声をあてたシティハンターの冴羽獠の言ったセリフである。
その他、新一と蘭の小学生時代のエピソードが描かれるのも、映画においては本作が初めてである。
大型客船が氷山にぶつかって沈没するなど、タイタニックに共通する部分がある。
なお、本作品では海上保安庁やクルーザー社の協力の元に製作されている。

（以上の人物については、名探偵コナンの登場人物を参照）