名古屋市交通局1000形電車
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名古屋市交通局1000形電車（1000けいでんしゃ）は名古屋市交通局の電車。名城線・名港線（活躍当時は名城線・4号線）で使用されていた。
なお、本稿では1000形の改良型である1100・1200形、及び中間車の1500・1600・1700・1800・1900形についても記述する。
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[編集] 概要
1965年の名城線開業を機に1974年まで改良型を含め125両が製造された、黄電グループの最終形式であり、同時に名古屋市営地下鉄最後の鋼製車である。東山線200形を基本としているが、側扉が両開き式となり前面貫通路上には方向幕が設置された。塗装は菜種色（黄色、ウィンザーイエロー）に補色となる薄紫色の帯を通している（後、この帯の色が「名城線のラインカラー」として認識されるようになった）。
当時、東山線は打子式ATSだったのに対し、名城線はCS-ATCを採用したため、対応する機器が設けられた。1992年に全廃された。
なお、名城線の黄電（1000番台各形式）は東山線の黄電と違い、形式毎の差異は台車や補助機器程度であって外見・性能は殆ど同一である。
[編集] 1500形
1967年の栄～金山間の開業に際し11両が製造された中間車である。基本構造は1000形から運転台を取り除いたものである。1992年に全廃された。
[編集] 1100・1600・1700形
1971年の大曽根～市役所間及び金山～名古屋港間の開業に伴い製造された。
1100形は先頭車で14両が、1600形はSIV搭載の中間車で30両が、1700形（1974年製造）がSIVなしの中間車で13両がそれぞれ製造された。後の6連化に伴い、1700形2両は1600形へ改造された。
1100形は1997年に、1600・1700形は2000年にそれぞれ全廃された。
[編集] 1200・1800・1900形
この3形式は補助機器が編成中で分散配置されており、固定編成になっている。1200形はコンプレッサーを2組搭載した先頭車で14両が、1800形はSIVを搭載した中間車で14両が、1900形はコンプレッサーを2組搭載した中間車で7両がそれぞれ製造された。
6連化に際し、他の中間車を挿入している。3形式とも2000年に全廃された。これら1000形電車グループと、東山線300形グループの引退により、名古屋市営地下鉄から黄電(鋼製車)がすべて姿を消した。
[編集] 他事業者への譲渡
- 福井鉄道（1100・1200形→600・610形）
- 高松琴平電気鉄道（1200形→700形、1600・1700・1800・1900形→600形）
- アルゼンチン・ブエノスアイレス地下鉄（メトロビアスS.A.）（車号変更なし）
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