南部バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 種類 | 株式会社 |
| 本社所在地 | 031-0023 青森県八戸市大字是川字二ツ屋6-79 |
| 電話番号 | 0178-44-5151（代表） |
| 設立 | 1926年2月21日 （五戸電気鉄道） |
| 業種 | 陸運業 |
| 事業内容 | 乗合バス事業,貸切バス事業他 |
| 代表者 | 代表取締役 川村廣美 |
| 資本金 | 4億5千万円 |
| 従業員数 | 303名（2006年9月30日現在） |
| 主要子会社 | 南部バス観光有限会社 |
| 外部リンク | http://www.nanbubus.co.jp/ |
南部バス株式会社（なんぶばす、Nanbu Bus Co.,Ltd.）は、青森県南部地方でバスを運営している会社である。
元々は五戸駅 - 八戸駅間の私鉄である南部鉄道を運営していたが、鉄道が廃止となった後に現社名となる。
やずやの栄養補助食品「雪待にんにく卵黄」のテレビCMには、この会社のバスが登場した。
目次 |
[編集] 本社
青森県八戸市是川字二ツ家6番地79号
[編集] 沿革
- 1926年2月21日 - 「五戸電気鉄道」設立。
- 1927年 - 尻内～五戸間開通。
- 1931年10月28日 - バス事業に参入。
- 1936年5月5日 - 社名を「五戸鉄道」に。
- 1937年4月 - 三本木・五戸間旅客自動車事業を買収。
- 1941年7月 - 三戸・八戸間旅客自動車事業を買収。
- 1943年 - 政府方針に基づく企業整備により、八戸市営・三戸町営・田子町営・戸来村営各旅客自動車事業を買収・統合。
- 1945年1月1日 - 社名を「南部鉄道」に。
- 1948年 - 八戸市内路線を八戸市営バスに分離。
- 1962年7月15日 - 三戸営業所を新築。
- 1965年7月1日 - 十和田湖線・休屋線・一戸線旅客乗合自動車営業開始。
- 1968年 - 十勝沖地震で鉄道が被害を受け復旧が困難だったことから廃止、バス専業へ。
- 1970年5月30日 - 社名を「南部バス」に変更。
- 1970年12月18日 - 三八五交通株式会社より定期路線譲受。
- 1971年12月 - 尻内線ワンマンバス運行開始。
- 1972年10月16日 - 三八線ワンマンバス運行開始。
- 1974年7月 - 八戸営業所を二ッ家に移転。
- 1975年7月 - 五戸営業所を新築。
- 1977年12月25日 類家バスセンターを小中野へ移転。
- 1989年7月26日 - 東京線高速バス「シリウス号」運行開始。
- 1989年9月27日 - 仙台線高速バス「うみねこ号」・盛岡線高速バス「八盛号（ハッセイE）」運行開始。
- 199x年4月1日 - 八戸市営バスから階上線を譲り受けて移管。
- 1994年12月22日 - 弘前線高速バス「南軽号」運行開始。
- 1996年7月1日 - 本社を五戸営業所内から八戸営業所内へ移転。
- 1997年12月1日 - 南部バス・八戸市営バス・十和田観光電鉄バスの3事業者との回数券相互乗車制度を開始。
- 2000年7月頃 - ワンステップバス（いすゞ・エルガミオ）第2期車より、音声合成放送装置（テープ時代と同じネプチューン製）を導入（以後翌年2月までに順次、テープ機器との入れ換えが全車完了する）。
- 2001年8月1日 - 八戸ラピアバスターミナル使用開始（高速バスの発着地を小中野バスセンターから移転）。
- 2002年4月27日 - ながわ里バス運行開始（当時の名川町、現：南部町が運営し、南部バスに委託して運行）。
- 2002年12月1日 - 定期観光バス活彩とわだこ号運行開始。
- 2003年7月1日 - るるっぷ八戸運行開始（じょうもんコース・やわたうまコースの２系統）。
- 2003年9月1日 - 十一日町待合所を閉鎖。
- 2004年10月16日 - 同社公式ウェブサイトを開設（青森県内の乗合バス事業者<廃止代替路線事業者を除く>としては最後の開設となる）。
- 2005年4月1日 - 小中野バスセンターを閉鎖（バス回転所・発着所としては存続）。八戸市営バスから一日市線・是川団地線（支所前経由）・是川団地循環線・八戸駅線（内舟渡経由）・新工場街線（→大平洋金属線）を譲り受けて移管。
- 2005年9月30日 - るるっぷ八戸のうち、やわたうまコースが運行終了し廃止となる。八戸市南郷区（旧：三戸郡南郷村）内の路線が補助金削減による再編に伴い、この日を持って支線部分の運行を廃止・分断（廃止区間は三八五交通が代替運行）。
- 2005年10月1日 - るるっぷ八戸のうち、「じょうもん」コースの経路を一部見直した上で両方向化してリニューアル運行開始。
- 2005年10月頃 - 江陽バスプール（バス待機所）を設置。
- 2005年10月31日 - 小中野バスセンター売却（バス発着所としては存続）。
- 2006年4月1日 - 一戸線の一部区間（三戸営業所～舌崎間）を廃止。八戸市営バスから日計線（八太郎経由・→シルバー病院線）・大橋循環線を譲り受けて移管。
- 2006年9月頃 - 青森県立八戸第二養護学校の生徒たちによる「バスの日ペイントバス」を大野線（小中野バスセンター～大野間）限定で、沿線の同校通学時間帯に関わる計2往復分で運行。
- 2006年10月1日 - 携帯電話による時刻表検索サービスを開始。高速バスの運行経路を本八戸駅に乗り入れ、八戸市中心街の乗降停留所を変更。
[編集] 備考
※南部鉄道尻内駅は八戸駅新幹線ホーム付近（旧・八戸運輸区近く）にあった。また五戸駅跡地は五戸営業所となっている。
[編集] 営業所
[編集] 案内所
- 八戸ラピアバスターミナル（トラベルカウンター・南部バス観光委託）
- 三春屋南部バスカウンター
- 市ノ沢出札所
[編集] 南部バスの特徴
|
- 赤を基調とした車体カラーリング。
- 正面の行先表示は、下部に行先のローマ字標記もあり（ただし正面が小型幕になっている車両や高速バスは除く）。
- 後乗り前降り、運賃後払いの整理券方式（ただし、五戸地区・三戸地区に各1台ずつ、前乗り前降りタイプの車両も存在するが、いずれも各地区のローカル運用のため八戸市内へは乗り入れない）。
- 路線車についてはいすゞ車両がほとんどだが、貸切車については三菱ふそう車両も数台在籍。
[編集] 行先番号一覧
4~9が主な起終点となっている。
八戸地区の一部の路線番号については、八戸市営バスの路線番号に合わせている（ただし、もともと南部バスが独自に付与させた9番・79番は除く）。
- 1.八高前
- 4.八戸営業所（二ツ家）
- 4.八戸営業所（縄文学習館前）
- 5.八日町
- 8.ラピア
- （五戸方面から及び三戸方面からの八戸ラピア行きの方向幕表示は「8.八（ラピア）戸」と表示される。）
- 8.ピアドゥ・ラピア
- 9.小中野バスセンター
- 24.岬台団地
- 35.市民病院
- 40.是川団地（循環）
- 42.是川団地（支所前）
- 50.本八戸駅
- 52.八戸城北病院
- 53.大平洋金属
- 56.シルバー病院
- 60.八戸駅
- 63.西高校(八戸駅）
- 71.聖ウルスラ学院
- 75.八戸ニュータウン
- 79.北高岩駅
- 100.階上庁舎
- 102.階上中学校
- 103.階上（階上庁舎前経由）
- 104.階上（松館経由）
- 105.階上駅
- 八戸市営バスが使用していた「16番」は引き継がれない（南部バスに移管直後の行先番号は上記とは違う番号だった）。
- 106.大蛇
- 107.田代（松館経由）
- 108.蒼前（野場中）【廃止】
- 110.市ノ沢（島守）【廃止（ただし、毎年6月第1日曜日の「虚空蔵山例大祭」に伴う臨時バスについては今後も運行される。詳細については催事時のみ運行される臨時バス路線:市ノ沢連絡線を参照。）】
- 111.市ノ沢
- 112.荒谷（島守）
- 113.大平【廃止】
- 114.泉清水【廃止】
- 115.七枚田【廃止】
- 116.軽米
- 120.大野
- 121.田代（中居林・水野経由）
- 130.バーデハウスふくち
- 131.福田
- 132.苫米地駅通り
- 140.五戸・五戸総合病院・五戸庁舎
- 143.五戸高校
- 144.運動公園
- 145.五戸中学校
- 150.十和田市駅
- 152.荷軽井
- 160.金ヶ沢
- 161.羽井内
- 162.西越
- 170.三戸営業所
- 171.三戸小学校
- 172.泉山
- 173.杉沢
- 174.蛇沼
- 180.三戸駅
- 182.相内【廃止】
- 183.諏訪ノ平
- 190.田子
- 191.田子高校
- 192.夏坂
- 193.新田
- 195.一戸駅
- 196．舌崎
[編集] 路線
[編集] 高速バス
| 愛称名 | 区 間 | 共同運行会社 |
|---|---|---|
| シリウス号 | 八戸（ラピア） - 東京 | JRバス関東・十和田観光電鉄・国際興業 |
| うみねこ号 | 八戸（ラピア） - 仙台 | JRバス東北・十和田観光電鉄・宮城交通 |
| 八盛号 （ハッセイ・E号） |
八戸（ラピア） - 盛岡 | 岩手県北バス |
| 南軽号 | 八戸（ラピア） - 弘前 | （単独運行） |
| 軽米高速線 | 八戸駅 - 軽米 | （単独運行） |
[編集] 路線バス
- 一部を除き、路線の詳細については各営業所の記事を参照のこと。
（2006年10月1日現在）
[編集] 主要路線
[編集] 八戸市内<南郷区を除く>路線
- ピアドゥ・ラピア線
- 岬台団地線
- 是川団地循環線
- 是川団地線
- 大橋循環線
- 大平洋金属線
- シルバー病院線
- 市内～聖ウルスラ学院線
- 一日市線
- 八戸ニュータウン線
- 北高岩駅線
- 八食100円バス
- 八食200円以下バス
- るるっぷ八戸
[編集] 八戸市南郷区・十和田市・三戸郡・岩手県内
- 階上庁舎線（石鉢経由）
- 階上中学校線
- 階上循環線
- 階上駅線
- 田代線（松館経由）
- 市ノ沢線
- 荒谷線
- 軽米線
- 大野線
- 福田・バーデハウス線
- 苫米地駅通り線（通清水経由）
- 運動公園・五戸中学校線
- 十和田市駅線
- 赤伏線
- 戸来線
- 西越線
- 三戸小学校・泉山線
- 杉沢線
- 蛇沼線
- 田子・上郷線
- 一戸線
[編集] 定期観光バス
[編集] 運行委託
- ながわ里バス（南部町より運行受託）
[編集] 南部バスと競合相手の事業者との停留所名の比較
南部バスと、その競合相手の事業者のバス路線の一部停留所では、競合相手の事業者での停留所の名称などが異なっている。 先方：南部＝後方：競合相手の事業者
- 「八日町（「BeFM前」）」＝三日町（「BeFM前」八戸市営）・三日町（十鉄）
- 「八日町（「中央通り」）」＝三日町（「中央通り」八戸市営）
- なお八日町バス停について、南部バスの車内アナウンスでは「八日町」の後に副呼称までは読まない。（逆に八戸市営バスの場合は「三日町（×2）」の後に副呼称（例）「BeFM（ビーエフエム）前」も読み上げる。）
- 「二十六日町（神明宮前）」＝神明宮前（八戸市営・十鉄）
- 「二十六日町」の名称は車内アナウンスのみで、運賃表示器については「神明宮前」と表示される（南部バスのみ副呼称扱い）。
- 「平中」＝平中通（八戸市営）
- 「八戸営業所」＝上二ツ家（八戸市営）
- 「日赤病院前」＝日赤病院（八戸市営）
- 「八戸聖ウルスラ学院前」＝聖ウルスラ学院（八戸市営）
- 「厚生年金 ウェルサンピア前」＝「厚生年金 ウェルサンピア」（八戸市営）
- 南部バスの場合、アナウンス上では「-前」の部分もアナウンスするが、八戸市営バスの場合、アナウンス上では「-前」の部分は読まない。
- 「八高前」＝大杉平営業所（八戸市営）
- 「市営 旭ヶ丘営業所」＝旭ヶ丘営業所（八戸市営）
- 「梨ノ木平」（なしのきたい）＝梨子ノ木平（八戸市営）
- 読みはいずれも「なしのきたい」だが、同社HP内時刻表の路線図表示や南部バス八戸～大野線の運賃表示器などでは「子」のみが外されている。
- 「四丁目（十和田市内）」＝十和田市中央（十鉄）
- 「十和田中学校入口」＝十和田中入口（十鉄）
- 南部バスのアナウンスでは「十和田中学校入口」と読み上げるが、十鉄バスでは「十和田中入口」と読み上げる。また、このバス停の看板に書かれているバス停名については十鉄所有のものを共有している。
など。
[編集] 乗車券の種類
[編集] 1日乗車券
- 八戸市南郷区<旧三戸郡南郷村>内のエリアを除く南部バス八戸市内の区間で土曜日・日曜日・祝祭日・毎月25日に一日中乗り放題で利用できる。
- 2005年3月31日までは八戸市営バスと競合する区間内でしか使用できなかった。
[編集] ラピアドゥ!パス
- ラピア・ピアドゥ・南部バスが共同で企画した乗車券。
- 南部バスピアドゥ・ラピア線（沼館一丁目経由、八戸ラピアバスターミナル～ピアドゥ前間）と一日市線（社会保険事務所前経由、ジェームス前→ピアドゥ イトーヨーカドー前→八戸ラピアバスターミナル間）がフリー区間となる。
- 発売箇所は南部バスラピアトラベルカウンター（ラピアバス待合所内）とイトーヨーカドー八戸沼館店1階サービスカウンターの2箇所である。なお、車内での販売は行っていないので、事前に上記箇所にて購入のこと。
- 期間によっては、有効日当日に限りラピアドゥ!パスがクーポン券として利用できる企画を実施される場合がある。実施期間などについて詳しくは南部バスのHPにて確認のこと。
- 指定されたエリア外では使用できず、エリア外とまたがって乗車する場合に付いてはそのパスは無効となり、実際に乗車した区間の運賃の全額を支払わなければならない（パス未提示の場合も同様）。
- 区間の一部が競合する八戸市営バス市内循環線（中心街～ピアドゥ～ラピア）では使用できない。
- 発行後の払い戻しはできない。
[編集] 八戸えんじょいカード
- 詳しくはこちらを参照。
[編集] 回数券
- 普通・通学・買物・セットの4種類がある。
- なお、回数券は八戸市営バス、十鉄バスと相互利用できる（1997年12月1日より実施）。
- ただし、南部バス関係では八食100円バス・ながわ里バス（南部町より運行受託）・高速バスについては使用できない。なお、八戸市営バス・十鉄バスで使用できない路線等については各事業者の項目を参照のこと。
- セット回数券については車内でも販売している。停車中に乗務員へ申し出のこと。
[編集] 主な定期券・回数券・乗車券取扱所
- 定期券・回数券・高速バスなどすべての乗車券取り扱い
- 南部バス 八戸営業所
- 南部バス 五戸営業所
- 南部バス 三戸営業所
- 南部バス 十三日町出札所（三春屋1階）
- 南部バス ラピアトラベルカウンター（「ラピアドゥ!パス」も取り扱っている。）
- 定期券・回数券のみの取り扱い
- はちのへ総合観光プラザ（八戸駅ビル うみねこプラザ2階）
- 笹森商店（八戸市八幡）
- 市ノ沢出札所（八戸市南郷区 「クリーニング甲田」内）
- 金沢洋服店（五戸町中央）
- 文屋（五戸町下モ沢向）
- 吉金商店（ヤマザキショップ 十和田市稲生町一丁目）
- 松伝商店（三戸町中央）
- 田子町商工会（田子町風張）
- 滝重商店（二戸市金田一）
その他、回数券のみを取り扱う、委託販売所も置いている。
[編集] 関連会社
[編集] 南部バス観光
- 本社
- 青森県八戸市是川字二ツ屋6番地79号南部バス株式会社本社2階
- 営業所
- 本社営業所（南部バス本社2階）
- ラピア店（八戸ラピアバスターミナル待合室内）
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 鉄道事業
かつて行っていた鉄道事業については、南部鉄道を参照のこと。
 |
この「南部バス」は、バスに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正下さる協力者を求めています。 （ポータル バス/ウィキプロジェクト バス） |
カテゴリ: 南部バス | 東北地方の乗合バス事業者 | 東北地方の貸切バス事業者 | 青森県の企業 | 青森県の交通 | 岩手県の交通 | バス関連のスタブ記事
