別府駅 (兵庫県)
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別府駅(べふえき)は、兵庫県加古川市別府町朝日町にある山陽電気鉄道本線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線。山陽新幹線の南側に隣接した高架上にある。改札口は1ヶ所のみで、地上にある。基本的に窓口は無人化されている。
[編集] のりば
- 下り線 - 高砂・飾磨・姫路・網干方面
- 上り線 - 明石・須磨・新開地・三宮方面
- ※のりば番号は設定されておらず「下り線」「上り線」と呼称されている。
[編集] 利用状況
[編集] 駅周辺
1984年までは、駅高架下を別府鉄道野口線が、駅のやや東寄りを同土山線がアンダークロスしていた。別府鉄道両線は、山陽電鉄駅南方の別府港駅で合流していた。
- 海洋文化センター
- 加古川健康ひろば
- 別府港
- 加古川別府郵便局
- 多木化学本社
- 住友精化別府工場
- 国道250号(明姫幹線)
- 兵庫県道129号別府港加古川停車場線
- 兵庫県道383号八幡別府線
- 兵庫県道718号明石高砂線(旧・国道250号)
- イトーヨーカドー加古川店
[編集] 歴史
開業時、近くに別府鉄道の「別府港駅」があったことから「別府北口駅」の名をつけたが、北口駅の方が別府町の中心駅として栄えるようになり、「北口」では代表駅の名として相応しくないということで改称した。その際、電気鉄道の略である「電鉄」をわざわざ冠したのは、山陽電鉄では電鉄天満駅・電鉄林崎駅のように、国鉄との連絡運輸を行っていた関係で全国単位で駅名を分ける傾向があったため(天満駅は大阪環状線、林崎駅は五能線にある)、同じ流れで日豊本線の別府駅と区分したからだとされる。
その後、連絡運輸も縮小されて国鉄→JRの駅名とわざわざ区分する必要も無くなったことから、山陽電鉄が「電鉄」を冠した駅名を「山陽」を冠するように改めた時、この駅に関しては「山陽」を冠せず、結果として堂々と「別府駅」を名乗るようになった。
- 1923年(大正12年)8月19日 神戸姫路電気鉄道の別府北口駅として開業。
- 1927年(昭和2年)4月1日 宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
- 1933年(昭和8年)6月6日 宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)4月1日 電鉄別府駅に改称。
- 1991年(平成3年)4月7日 別府駅に改称。