倶多楽湖
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倶多楽湖(くったらこ)は、北海道南西部、白老郡白老町にあるカルデラ湖。支笏洞爺国立公園の特別区域に入っている。地域一帯で気象庁が定める活火山となっている。
直径約3kmのほぼ円形の湖で、流入・流出する川がなく、水質はきわめて良い。環境省が発表する公共用水域水質測定では毎年湖沼部門の上位に名を連ね、たびたび1位にもなっている。透明度は摩周湖に次いで2位とされる。貧栄養湖でプランクトン量に乏しく、エゾサンショウウオ(かつて、サンショウウオが鰓を付けたまま成熟する現象「ネオテニー」があったが、最近は見られない)以外ほとんど生息していない湖だったが、1909年にヒメマスが移入され、以降その養殖が行われている。
登別温泉の東方約2kmの位置にある。倶多楽湖を形成した倶多楽火山は現在、湖の西側で活動を続けており、登別温泉の源泉である地獄谷や大湯沼(ともに爆裂火口)、日和山噴火口(溶岩円頂丘)などの観光名所がある。
倶多楽湖自体の観光開発はほとんど行われておらず、登別温泉街から西側湖岸へ続く観光道路がある程度。湖を一周できる道路はない。観光道路沿いにレストハウスがあり、ここでボートを借りてヒメマス釣りができる(解禁期間は例年5月中旬から7月末まで)。
[編集] データ
- 面積 : 4.68km2
- 周囲 : 8km
- 湖面標高 : 258.0m
- 最大水深 : 148.0m
- 透明度 : 19m
- 流入河川 : なし
- 流出河川 : なし
[編集] 交通
道央自動車道・登別東インターチェンジから北海道道2号洞爺湖登別線、北海道道350号倶多楽湖公園線を経由して約8km。鉄道ではJR室蘭本線の登別駅が最寄りになる。