伊予鉄道モハ2100形電車
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伊予鉄道モハ2100形電車 |
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両数 | 9両 | ||
起動加速度 | 3.0km/h/s | ||
常用減速度 | 4.6km/h/s | ||
非常減速度 | 5.0km/h/s | ||
営業最高速度 | 40km/h | ||
設計最高速度 | 80km/h | ||
編成出力 | 60kW×2 = 120kW | ||
編成定員 | 48人 | ||
全長/全幅/全高 | 12,000mm/2,230mm/3800mm(パンタ折りたたみ) | ||
編成重量 | 20t | ||
軌間 | 1067mm(狭軌) | ||
電気方式 | 直流600V | ||
制御装置 | VVVFインバータ制御(IGBT素子) | ||
ブレーキ方式 | 回生・発電ブレンディングブレーキ 電気指令式空気ブレーキ |
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製造 | 全車アルナ車両 |
モハ2100形電車( - 2100がたでんしゃ)とは、伊予鉄道の軌道線用電車。
アルナ工機(現アルナ車両)が開発した超低床路面電車のリトルダンサータイプSで、ボギー構造の単車型車両である。全長は12,000mm、幅は2,230mm、自重は20t、定員は47人(うち座席20人)である。
松山市内線の、交通バリアフリー法に基づくバリアフリー化と、旧型車両の置き換えを目的に登場した。
伊予鉄道で初めてのVVVFインバーター制御車両となった。また、2005年3月導入の4次車以降はSIVの形状、コンプレッサーがそれまでの6両とは異なっている。しかし、2108号車のコンプレッサーは故障のため、製造後1年足らずで新品に交換されたとの事である。
同社保有の車両の中でも加減速性能に優れ、城北線や線路状態の良い併用軌道区間で50km/hを越す速度で運転を行うこともある。
低床で乗り降りしやすいという利点を持つ反面、従来の50形・2000形の定員80人に比べ当車両は47人と少ないために多客時間帯には積み残しが起こるという難点がある。
2006年現在、9両が軌道線全線で使用されている。現在2105号がICい~カードの全面ラッピングになっており、この車両のみ3系統(松山市駅~道後温泉駅間)と5系統(松山駅~道後温泉駅間)の固定運用になっている。ただし運用の都合上ごく希に1・2系統で運用されることがある。
無線での交信を行う際、2100形電車は「21」を省略し下2桁で車番を表すようになっている。(2106号の場合は「06」と呼ぶ)
[編集] 主要諸元
- 製造初年:2002年
- 全長:12,000mm
- 全幅: 2,230mm
- 全高: 3,800mm(パンタ折りたたみ)
- 床面高さ:350mm(低床部)
- 自重:20t
- 車体構造:全鋼製
- 定員(着席):47(20)人
- 出力・駆動方式:60kw×2、平行カルダン式
- 営業最高速度:40Km/h
- 加速度:3.0Km/h/s
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