今橋工場
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今橋工場(いまばしこうじょう)は、香川県高松市松福町一丁目にある高松琴平電気鉄道志度線の車両を検修する車両基地。志度線の車庫機能を持つ今橋検車区と併設されており、塗装などの車両検収設備と、数本の電車留置線、洗車機つきの洗浄線を有する。志度線車両のみ受け持つという特性上、施設規模が仏生山工場より小さく、一部では『今橋車庫』と呼称されることも多い。
志度線は、長尾線、琴平線と線路の連絡がないため行き来が出来ず、高松琴平電気鉄道(ことでん)における孤島的な路線である(過去は、志度線と琴平線がつながっており、長尾線とも行き来できた。)。そのため、志度線車両の保守管理のために今橋駅の北寄りに今橋工場・今橋検車区が設置された。
今橋工場では大掛かりな検査は行っておらず、そのような検査の際は台車のみ車体から分離し、トレーラートラックで仏生山工場へ輸送して行う。そのため、琴平線と線路がつながっていない筈の志度線車両にも、検査場所が『仏生山工場』と書かれている。
[編集] 歴史
- 1911年 東讃電気軌道開業と同時に開設。
- 1969年 一旦閉鎖。瓦町駅構内に瓦町検車区を設置。
- 1978年 瓦町検車区を現在地に移転、今橋検車区となる。
- 1994年 志度線の分断に伴い、今橋工場を復活。
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