中華民国総統
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中華民国総統(ちゅうかみんこくそうとう、漢字:中華民國總統)は中華民国の国家元首の名称。
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[編集] 名称
英語で「president」、日本語で「大統領」にあたる中国語であるが、なぜか日本語でも「大統領」と翻訳せず、そのまま用いられることが多い。例外として、日本が中華民国を承認していた時代の外交文書では、「中華民国大統領」ないし「支那共和国大統領」と表記されていた。また、歴史書には中華民国大統領の表記を採用しているものもある。
中国では、1949年に中華人民共和国が成立して以降、台湾にある中華民国政府の存在を認めないという建前上、総統ではなく台湾领导人(台湾領導人、台湾の指導者)という表現を使う事が多く、中華民国の主権を認めていない他の国家の一部もこれに倣っている。しかし慣例的に総統、台湾総統の呼称を用いる場合も多く、日本もこのケースにあたる。
[編集] 経緯
中華民国の国家元首は中華民国大総統~中華民国国民政府主席と変化し、現在中華民国総統となっている。
[編集] 歴代総統
中華民国憲法施行以降、中華民国の国家元首は国民政府主席から総統と称された。
- 第一任(「任」は「代」ではなく「期」と解釈したほうが意味が通る) - 第五任総統
- 蒋介石死亡により、第五任総統に就任
- 第六任・第七任総統
- 第十任・2004年の選挙により第十一任総統に再選。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 中華民国総統府公式サイト(中国語、英語)
前置の機関:中華民国国民政府主席 | 中華民国の国家元首 1948年-今日 |