中田はじめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中田はじめ(なかた はじめ、1963年7月23日 - )は、吉本興業所属の喜劇役者である。本名は大井肇(おおい はじめ)。大阪府岸和田市出身。大阪府立佐野高等学校卒業。実家は喫茶店を営んでいる。意外にも料理上手である。血液型はA型。特徴はずんぐりした体型と、非常に短い首である。
目次 |
[編集] 芸歴
中田カウス・ボタンのボタンに弟子入りする。1986年に「中田はじめ・圭祐」を結成し数々の賞を受賞するも、相方を変えて「ラッキースター」というコンビを結成・受賞・解散というお決まりのコースを繰り返す。1995年に新喜劇入団。舞台後によく一緒に飲みに行く座長の内場勝則が出演しているとき、セリフの多い役であることが多い。共演者からはアンパンマンネタでいじられる。以前は首が非常に短いこともネタにされていたが(「首が無いやないか」といじられる)、これは空手(極真空手)を習っていて筋肉が非常についたため。日本チャンピオンを目指していた。もと正道会館師範・佐竹雅昭の先輩でもある。1991年には「吉本会館」の流派名で白蓮会館の全日本大会に出場経験もある(2回戦敗退)。あまり似てないが石原裕次郎の物真似をする。最近裕次郎の物真似をしない時もロングコートを着て登場する。
[編集] ギャグ
- 登場時にこける。「危な~っ!もうちょっとでコケるとこやった」(「コケたがな!」と突っ込まれる)
- 「あ、石原裕次郎や!」と言われて、ワイングラスをまわす真似をしながら「こ~れ~でおよ~しよ~、フフフフフン・・・」(「知らんのかい!」と突っ込まれる)
- ちなみにこの歌い出しは石原裕次郎の名曲「ブランデーグラス」のものである。
- 「オイラはドラマー」と歌いながら、ギターを弾く素振りをする。
- 「はい、こちら七曲署。な、何!?ジーパンが・・・、ジーパンが破れた?」(「『死んだ』や!」と突っ込まれる)
- 「アンパンマンでしょ?」としつこくいじられる。「いいかげんにしてください」と相手を小突く→「アンパンチや~」「違うわ!」
- さらに「もうええ加減にせえよ!」と脚を出すと「アンキックや~」といじられる。「アンパンマンなら弱点はこれだな!」と唾を顔に吐く振りをされると「ああ、顔が濡れて力が出ないよ~・・・ってやかましわ!」とノリツッコミをする。
- 川畑泰史、烏川耕一らと体格がそっくりなため、3人がもみあいの喧嘩になったときには、共演者に(誰が誰なのかの)区別がつけられず、いじられることもある。
[編集] アンパンマン
上記のとおり、アンパンマンと言われることが多い。現在は相手は内場である事がほとんど。
- 「今日はイベントか何かですか?」「うちの子、あなたの歯ブラシしか使わないんですよ」
- (中田)「何のことですか?」
- 「えっアンパンマンでしょ?」
- (中田)「誰がアンパンマンや!」
- 「ひとつ聞いていいですか?バタ子さんっていくつ?」
- (中田)「知りませんよ」
- 「秘密ですか?」といいながら叩く
- (中田)叩き返す
- 「あ、アンパンチや」
- (中田)「違う!!ちょっとええ加減にせえよ(胸ぐらを掴む)」
- 「あ、そんな事するん。あんたの弱点知ってるねんで、ペペペペペペペッ!(唾を飛ばす)」
- (中田)「顔が濡れて力が出ないよぅ!」
- 「あ~、やっぱり~!」
- (中田)「違う!あんまり言うから乗ったったんや!ちょっと何とか言うてくださいよ(上司などに助けを求める)」
- 「パン工場ってどこにあるん?」
- (中田)「あんたもかい!」
-
- 去り際には、他のメンバーから「バイバイキ~ン」などと言われることもある。
-
- オリックス・バファローズとのコラボ公演を行なった時は同じくアンパンマンに似ていると言われる北川博敏選手がこのやりとりを行なった。
[編集] 受賞歴
- 中田はじめ・圭祐で
- ラッキースターで
- 1991年 - 第22回NHK上方漫才コンテスト優秀賞