中央鉄道学園
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中央鉄道学園(ちゅうおうてつどうがくえん)とは、東京都国分寺市泉町二丁目(西国分寺駅そば)にかつて存在した日本国有鉄道(国鉄)の教育施設である。
国分寺駅から旧下河原線を利用した引き込み線があり、構内には0系・101系・EF60などの古い鉄道車両が教育目的で多数存在した。
毎年10月頃に学園祭(富士見祭)と称して一般公開が行われた。車両公開のほか、研修用のマルスを使って希望の区間のダミー切符を発行したり、0系のビュッフェ車を用いて喫茶室を営業した。
1987年(昭和62年)に国鉄が分割民営化される際に、国鉄の債務を返済する目的で閉鎖・売却された。長らく遺跡調査が行われた後、現在は団地(ゆかり、トミンハイム)や都立武蔵国分寺公園(建設中の仮称は泉町公園)となっている。このほかに国分寺駅高尾寄りの中央本線(中央快速線)の線路脇に引き込み線の跡が残っている。