上座部
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基本教義 |
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縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
経典 |
聖地 |
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ウィキポータル |
上座部(じょうざぶ、theravaada、थेरवाद(pali)、sthaviravaada、स्थविरवाद (sanskrit)、thěeráwa^at เถรวาด(Thai))は古代インド仏教の部派のひとつ。
釈迦の没後100年ほど後、十事の非法、大天の五事などの「律」の解釈で意見が対立し、教団は保守的な上座部と進歩的な大衆部とに根本分裂して部派仏教時代と呼ばれた。
教団は更に枝末分裂を繰り返した。上座部系の代表的な部派は、インド最大であった説一切有部(せついっさいうぶ)や、スリランカにまず伝わり、今日まで存続している分別上座部(南方仏教、上座部仏教)、そのほか、経量部(きょうりょうぶ)・化地部(けじぶ)・法蔵部(ほうぞうぶ)・犢子部(とくしぶ)・飲光部(おんこうぶ)・正量部(しょうりょうぶ)などである。上座部系は主として西方・北方インドに広まり、概して有力であった。