上島架橋
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上島架橋（かみじまかきょう）とは、愛媛県越智郡上島町の岩城島を起点とし生名島を経て弓削島へと至る、愛媛県道338号岩城弓削線（延長約6.1km）に架けられる橋梁の総称である。
上島町は、2004年10月、弓削町、生名村、岩城村、魚島村の一町三村が合併し誕生した新町で、愛媛県内では唯一の離島自治体である。離島性の根本的解消による上島町の一体的発展には、「上島架橋」の早期実現が欠かせない。実現には多額の経費と年月とを必要とするものの、地域が一体となって取り組んでいく必要がある。
瀬戸内しまなみ海道（西瀬戸自動車道）への連結が欠かせない。三島とも、瀬戸内しまなみ海道が通る島、たとえば因島（広島県）との間にも橋がないので「町外」との行き来も海上交通に依存している。一つの自治体としての一体感、アイデンティティ確立のためにも、三島が橋で結ばれることが必要と地元ではみている。
- 弓削島と西側の佐島の間については、既に「弓削大橋」が1996年3月に完成している。
- 生名橋
- 「生名橋」は、弓削大橋に続く橋として、生名島と佐島間をつなぐ橋梁で、2004年度より事業化が認められたものであり、2006年3月、起工式が行われた。完成目標は2010年前半。
- 建設コスト縮減のため国内で初めて主塔に鉄筋コンクリートを用いた鋼・コンクリート混合斜張橋。橋長515m。普通車同士の離合はできるが、大型車とは橋中央部の待避所で離合する「1.5車線道路」としている。また、海面からの高さも抑えている。
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- 仕様
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- 橋梁形式：複合主桁形式斜張橋（中央支間長350m、側支間長75m、中央支間を鋼桁、側支間をPC 桁）
- 路線名： 県道岩城弓削線
- 総事業費：50億円
- 完成予定時期：2010年前半の完成を目指している
- 岩城橋
- 残る、生名島と岩城島とをつなぐ岩城橋について、当初、愛媛県では生名橋の建設中に着工する計画だったが、財政構造改革に伴う大規模事業見直しの一環として、生名橋完成後に着工を延期する方針としている。
- これが完成すれば、先行している弓削大橋と合わせて、遠く離れる、魚島を除いて上島町の旧町村役場（現在は弓削以外は支所）間は「橋」で連結されることになる。
