生名島
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生名島(いきなじま)は、愛媛県上島町の離島である。因島と指呼の間に位置し、フェリーも頻繁に運航されている。
島民が一体となって「いきな島一周マラソン」などのスポーツに取り組んでおり、スポーツ合宿の誘致にも取り組んでいる。
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[編集] 行政
[編集] 経済・産業
- 地場産業としては、農業、漁業(クルマエビ養殖)などであるが、広島県因島に通勤可能であり、通勤者も多い。かつては日立造船の寮もあった。
[編集] 交通
島の東岸に立石港があり、因島からフェリーでわずかに3分と渡し舟の感覚で行き来できる。(実際に、地元の人はフェリーを「渡し」と呼んでいる。)
生名島は旧日立造船の企業城下町として栄えてきた。生名島の島の東岸に位置し、因島の土生港(広島県尾道市)に向かい合っている立石港は因島への直結ルートとして重要な役割を果たしてきた。同港からは、土生航路に加え、弓削・尾道航路、三原航路も就航しており、通勤通学時には、乗降客・乗降車等でかなりな混雑がみられる。
なお、将来的には、上島架橋完成により、弓削島や佐島からの利用者も見込まれる。
[編集] 名所・名産
- 名所
- サウンド波間田(はかんだ)
- 立石山、展望台
- 蛙石(ガール石)
- 蛙石荘 - 宿泊施設
- いきなスポレク公園
- 生名サーキット -島民が独力で開設したサーキット場
- 三秀園、同庭園
- 高松城跡
- 厳島遺跡
- 正福寺、いぼ地蔵
- 生名八幡神社
- 名産
[編集] 地域おこし
- スポーツ合宿村
- 1988年の旧・生名村時代の基本構想に基づき、魅力ある「スポーツ合宿村」づくりをテーマに、スポーツ合宿をメインに、社員研修、レクリエーション、イベント、健康づくりなど、島全体を多目的に利用できる一種の総合運動公園として、1989年から1996年にかけて計画整備された。プロ仕様ではなく、小学生から一般同好者・愛好者など、多くの人たちが利用できる施設としている。
- スポーツ合宿付は、定住人口の大幅な増加を望めない状況を踏まえ、豊かな自然環境を活かし、交流人口の増加による村の活性化をねらった施策である。
- サウンド波間田(サウンドはかんだ)
- 先の「スポーツ合宿村」構想を積極的に展開することによって、島外から多くのスポーツ選手、愛好家、関係者が多数訪れることが予想される。その受け皿の一つとして旧・生名村にて整備された中核施設の一つで、野外ステージ、展望台、遊歩道、多目的広場を中心に構成されている。1989年度から整備に着手、1994年に完成した。海岸に近く、海浜地の整備などの自然環境を生かした施設があり、島民のいこいの場として、また、手近なキャンプ場として幅広く利用されている。
- サーキット場
- 1988年に商工会の青年部の一メンバーにより、アイデアが示され、彼により手作りのコース作りが始まった。オープンして以来、瀬戸内の離島ではあるが。、因島から近く、交通の便もよいこともあって、島内外からの多くの若者が訪れ、特に土・日曜日には非常に多くの利用者がある。