三遊亭柳枝

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三遊亭 柳枝（さんゆうてい りゅうし、生没年不詳）は大正・昭和期の漫才師、喜劇俳優、漫談家。本名は山本 卯三郎。

瀬戸内海の汽船のボーイ経て、2代目三笑亭柳枝に入門して噺家になり、三笑亭柳歌を名乗る。 その後、三遊亭円子門下（三遊亭圓子）に移り三遊亭柳枝となるが、師匠が落語の亭号である「三遊亭」を許可なく名乗っていた為、東西の落語家らから毛嫌いを受けたとされる。

漫才師になってからは、花柳一駒、ミヤコ蝶々など、相方を何度も替えた。ミヤコ蝶々とは不倫の末に1944年に結婚。彼女の最初の夫となったが、新婚当時すでに元妻以外に3人の女性がおり、1947年に離婚。その後相方の南喜代子との結婚もあった。

戦中は疎開し、戦後は大阪で「柳枝劇団」を旗揚げした。ただし、劇団とは名乗っていたが、漫才や落語、漫談等も行なった。柳枝劇団は「松竹爆笑劇」と名前を変え角座で演じ、現在においての吉本新喜劇や松竹新喜劇の基礎となっている。

また、柳枝は映画界でも喜劇役者として活躍し、東映作品の「花かご道中」（1961年）では美空ひばりや丘さとみ等と競演している。

目次 1 弟子・門下生 2 過去の相方 3 柳枝を演じた人物 4 出典

[編集] 弟子・門下生

• ミヤコ蝶々（劇団の最初の門下生、相方であり元妻。蝶々の弟子であり後に夫となる南都雄二も劇団に在籍していた）
• 南喜代子（同じく相方でであり元妻。劇団の座長を経て、元吉本新喜劇のマドンナ）
• 上方柳次・柳太（柳次の弟子に上方よしおがいる）
• 泉ひろし（劇団の門下生、元吉本新喜劇の俳優。柳豊作の名で柳万作と柳豊作・柳万作、その後、泉スナップの名で中田チャックと再コンビを組んだ）
• やなぎ浩二（劇団の門下生、現在吉本新喜劇の俳優。柳万作の名で柳豊作と柳豊作・柳万作その後中の島大学・中学の中学を経て柳サンデーと柳マンデーで再コンビを組んだ）

[編集] 過去の相方

• ミヤコ蝶々
• 花柳一駒
• 南喜代子
• 文の家久月

[編集] 柳枝を演じた人物

• ラサール石井（「ミヤコ蝶々物語」、テレビ大阪開局20周年記念ドラマ、2001年）
• 橋爪功（「ミヤコ蝶々ものがたり」、朝日放送、2006年冬）

[編集] 出典

• くだるくだらない物語 第十一回 亭号の東西史（二） 四 漫才の三遊亭 - 「和の学校」公式サイト内の記事