三津駅
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三津駅(みつえき)は、愛媛県松山市にある伊予鉄道高浜線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式、島式2面3線のホームを持つ有人駅。
2番線は現在休止され資材置き場となっている。但し信号機は生きている模様。CTCでは3線のまま、PRCで2番線に入線しないようにしているようである。
[編集] 駅舎
昭和初期の建築とされ(建築年不詳)、アールヌーボー風のエントランスや半木骨造と呼ばれる独特の建築様式が利用者や市民に親しまれている。昭和6年頃に高浜線が全線電化・複線化され、この頃の建築とする説がある(えひめ地域政策研究センター「愛媛温故紀行」の岡崎直司執筆文による)。
しかし、駅舎は老朽化しているうえ、耐震性強化やバリアフリー対応などの観点や、駅前広場にバス乗り入れを可能とする改良工事にともなう取り壊しが計画され、保存を求める署名集めの住民運動に発展している(2005年秋現在)。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
古町駅・松山市駅とともに、四国で最初の鉄道駅の一つである(しばしば「四国最初の駅」とされる丸亀駅・多度津駅・善通寺駅・琴平駅よりも開業は早い)。
- 1888年10月28日 開業
[編集] その他
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で、四国に着いた「坊っちゃん」はこの駅(三津停車場)から「マッチ箱のような汽車」と表現した「坊っちゃん列車」に乗っている。