ルノー・トゥインゴ
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ルノー・トゥインゴ(Renault Twingo) は、フランスの自動車製造会社、ルノーの生産する小型乗用車である。
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[編集] 概要
1993年にルノーの社内デザイナーで、現在はデザイン担当役員を務めるパトリック・ル・ケモン(Patrick le Quement)による斬新なデザインを持つ小型車として発売された。駆動方式は前輪駆動(FF)で、日本には1238cc/OHVのガソリンエンジンを搭載するモデルが1995年から導入され、当時車両本体価格 (消費税抜き) が134万円 (セミATは139万円) という戦略的な価格で発売したので、そこそこの人気を得た。
現行型はフェーズ3となるが日本市場に導入されておらず、一部の並行輸入業者が輸入・販売を行っている。なお、近年中に新型の登場が予想されており、日本への導入も検討されている。
[編集] バリエーション
トランスミッションはマニュアルトランスミッションとクラッチペダルがないMT(セミオートマ)の「easy(イージー)」を搭載していた。エンジンはガソリンエンジンのみで本国では人気の高いディーゼルエンジンの設定がなかった。
また、右ハンドル仕様は生産されなかったので、イギリスやオーストラリアでは販売されなかった。
[編集] 「Kenzo」バージョン
いくつかの国では、日本人ファッションデザイナーの高田賢三が創設した世界的に著名なファッションブランドの「Kenzo」バージョンが発売されている。
[編集] その他
フィアット社がパンダの後継車として「ジンゴ (GINGO)」を発表したが、発音が「トゥインゴ」に似ていると指摘を受け、結局「パンダ」と名乗ることとなった。
[編集] 関連事項
- フランス・モーターズ - 当時のインポーター (ヤナセ傘下)
- ルノー・ジャポン