ヨハン・ホイジンガ

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ヨハン・ホイジンガ（Johan Huizinga[jo:hɑn hœyzɪŋa:], 1872年 12月7日-1945年 2月1日）はオランダ（ネーデルラント）の歴史家である。 1872年、フローニンゲン市にて生誕。学位論文のテーマは古代インド演劇。

1903年、アムステルダム大学私講師。 1905年、フローニンゲン大学教授。 1915年、ライデン大学教授。 1929年、王立科学アカデミー歴史・文学部門主席。 1932年、ライデン大学学長。 1933年、王立科学アカデミー会長。 1936年、国際連盟知的協働国際委員会委員。 1938年、同副議長。 1945年、デ・ステークにて逝去。

[編集] 業績

大学教師をしながらハーレム市の古文書など、歴史研究を進める。ブルクハルト流のルネサンス観に疑問を持ち、1919年に『中世の秋』を発表。14・15世紀ネーデルラント（ブルゴーニュ公国）の成熟した中世文化についての考察を中心としたもので、各国で出版された。 1938年、人間の本質を「遊び」に見る『ホモ・ルーデンス』を発表する。『中世の秋』八章では、遊びと真面目が截然としていない文化たるキリスト教社会にあって、卑猥な言葉も隠し言葉もこれらは全て民族的背景を基盤とし、貴族文化の成熟の象徴であるとして称えた。

第二次世界大戦でオランダがドイツに占領されると、1942年強制収容所に入れられる。まもなく釈放される。

ホイジンガ研究の第一人者である学習院大学の堀越孝一は、ホイジンガのシンボリック的暗示のもつ偉大なる魅力にとりつかれたと述べている。