モーニングスター
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モーニングスター(Morning Star)
- 明けの明星(明け方に東天で見られる金星)のこと。
- 打撃用の武器一種でで先端が球状になっていて複数のトゲがついている。本項で後述。
- モーニングスター株式会社は投資信託などの評価情報を提供している企業。 → モーニングスター (企業)
- モーニング・スター紙は復帰前の沖縄で発行された英文の日刊新聞。 → モーニング・スター (新聞)
- 韓国人の鄭明析(チョン・ミョンソク、Jeung Myung Suk)が作った宗教団体の摂理の別名。「MS」とも呼ばれる。
- 香港のビクトリア・ハーバーで運行されているフェリー、スターフェリーの内の1隻の船名。中国語名は曉星號。
モーニングスター(morning star)は打撃用の武器である。殴打用合成棍棒のメイスの一種で、球状の頭部に複数の棘を備えた柄頭が特徴となっている。
モーニングスターとは明けの明星を意味するドイツ語「Morgenstern」の英語読みで、柄頭の形状を星の形に見立てている。そこから同型の頭部をもった武器を広くモーニングスターと呼び、星型穀物を備えたフレイルなどを同様に呼ぶ事がある。
[編集] 概要
メイスは古代から使用される普遍的な武器で、頭部をスパイクで強化する手法もまたよく使われる手法である。 メイスのような殴打武器は、金属鎧に対し刀剣類より有効な打撃を与えることができたため、重武装化が進んだ中世西ヨーロッパでは、対抗手段としてメイスがよく用いられるようになった。その中で、13、14世紀ごろにドイツで生まれたモルゲンシュテルン(Morgenstern)は棘付きメイスを洗練した武器で、大型球型の頭部に棘を放射状に配置した柄頭をもっている。モルゲンシュテルンは完成度の高さから、他の地域へも広がり、16世紀には騎士が使用する一般的な武器の一つになった。
中国では、モーニングスターと同類のコンセプトをもつ武器として、特に宋の時代に使用された狼牙棒や杵がある。狼牙棒は古代中国において棍を発展させたもの。1m程の棒の先に直径10cm、長さ50cm程度の紡錘形の棘を取り付けた頭部を備えた武器である。戦場での疲労を避けるため柄頭を中空にしていた。
フレイル型のモーニングスターはテレビアニメ『機動戦士ガンダム』『∀ガンダム』ではガンダムハンマーとして、そして『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では破壊大帝メガトロンのエナジーフレイルとして登場した。
[編集] 関連事項
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