マイケル・キネーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイケル・キネーン(Michael Kinane, 1959年6月22日 - )はアイルランドの騎手である。ティペラリー州出身。
20年以上に渡りアイルランド、イギリス、フランスのクラシック競走で活躍し、2000ギニーは3度、エプソムダービーを2回、そしてアメリカ合衆国でもベルモントステークスに勝った世界を代表する名騎手のひとりである。1988年から2004年の間に12回アイルランドリーディングジョッキーになっている。
1984年からはダーモット・ウェルド、1998年からはエイダン・オブライエン、2004年からはジョン・オックスと主戦騎手の契約を交わしており、他ジョン・マグナー、香港のデヴィッド・オートン厩舎とも関係が深い。ロンシャン競馬場やエプソム競馬場の大舞台を得意としている。
1999年エルコンドルパサーが凱旋門賞に出走した際にはモンジューで、2005年ゼンノロブロイがインターナショナルステークスに出走した際にはエレクトロキューショニストで、それぞれ海外遠征した日本馬を打ち負かしていることで知られる。
父トミー・キネーンも騎手で、1978年のチャンピオンハードルをモンクスフィールドで制したナショナルハント(イングランド・アイルランドの障害競走のこと)のリーディングジョッキーである。
目次 |
[編集] 主な勝鞍
[編集] アイルランド
- アイリッシュダービー - Galileo(2001年) High Chaparral(2002年)
- アイリッシュチャンピオンステークス - Carroll House(1989年) Cezanne(1994年) Pilsudski(1997年) Giant's Causeway(2000年) High Chaparral(2003年) Azamour(2004年)
[編集] イングランド
- ダービー - Commander in Chief(1993年) Galileo(2001年)
- キングジョージ - Belmez(1990年) King's Theatre(1994年) Montjeu(2000年) Galileo(2001年) Azamour(2005年)
[編集] フランス
- 凱旋門賞 - Carroll House(1989年) Montjeu(1999年)
- ムーランドロンシャン賞 - Rock of Gibraltar(2002年)
[編集] アメリカ
- ベルモントステークス - Go and Go(1990年)
- ブリーダーズカップターフ - High Chaparral(2002年、2003年連覇)
[編集] 日本
- ジャパンカップ - ピルサドスキー Pilsudski(1997年)
- 阪神3歳牝馬ステークス - ヤマカツスズラン(1999年)