ホンダ・MBX
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MBX(エムビーエックス)とは、ホンダが製造販売していたオートバイのシリーズ車種であり、排気量別に数車種が製造されていたが、現在はすべて販売終了している。
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[編集] MBX50・MBX50F
MBX50は1982年に発売された。発売時には、アイドル(近藤真彦)を広告モデルとして起用するなど本体以外にも話題となったモデルである。車両本体の方も斬新なスタイルであり、先代のMB-5を更に大型化し、当時では250ccと間違えるほどの大きさの車体を持つこととなった他、エンジンは、水冷2サイクル単気筒49cc、最高出力であり7.2馬力を叩きだす心臓が与えられた。
このため、一躍ベストセラーとなったが、初心者の無謀な運転が頻発。社会的な影響を考えたメーカー側の自主規制により、1984年には最高出力を5.6馬力にデチューンしたモデルが市販されている。
しかしこの出力低下にはユーザーの反発が大きかったため、1985年には60km/h速度リミッターを装着した上で再び最高馬力を7.2馬力に戻し、フロントカウル(風防)も装備して車名もMBX50Fと改められ、次モデルのNS50Fに引き継がれるまで販売が続けられた。
車名と外装が同社のCBX400Fに酷似していることから、一部でCBXの原付版と呼ばれることもある。
[編集] MBX80INTEGRA
MBX80INTEGRA(インテグラ)は1983年に発売された。MB-8のフルモデルチェンジであり、車体は先に販売されていたMBX50をベースにしてVT250Fインテグラ同様のフルカウルを装備し、水冷2サイクル単気筒79ccのエンジンは12馬力というパワーを出していた。
[編集] MBX125F
MBX125Fは1983年に発売された。このモデルはMBXというより、同社の中型車MVX250Fを小型化したようなデザインとなっている。乾燥重量は96kgであり、125ccクラスとしても珍しく100kgを切っていた。なお、この車両がホンダ国内生産市販車最後の125cc2サイクルエンジン搭載車である。